疲れている。
神戸でのOL時代を思い出す。
皆様こんばんにゃ、おさるのもおすけでございます。
いやー、懐かしいなーこのだるさ。
昨夏は、大縦走を下山しても『なんぼでも歩ける!』って位、
逆に体力ついてたのですが流石に南はきつかったのか、だるいです。
山行中も筋肉痛には全くならなかったし、しっかりと歩けたのですが 今とにかくだるい。
・・・と書いてて気付く。
そうか、エネルギーの入れ替えの所謂“毒出し”か。
そういえば白馬山荘で働いて下山した後も、寝込んでしまうほど体調崩して毒出し強かったもんなぁ。
嗚呼だるい。
次の休みは、山道具のメンテ日にしよう。
でも8月末と9月の休日は、やっぱり山に行きたいな。
今度は晴天の、楽しい山行がいい(過酷じゃないヤツ)。
とか思いながら、本日も更新。
残雪の北穂トリオでございます。
【おさるのもおすけ日記】2014年6月 残雪の北穂2
2014 6 17
上高地でポカリを買ったメッシュくん。
嬉しげにコレに入れます。
そう、今回のお笑いアイテムはこれです。
も:『何?そのブタさんは。』
メ:『いいでしょ?これ。こないだ常念登った時も学校登山の中学生達に
“あ、ブタのお兄さんだ!”って大人気だったんだよ。』
大好評だったかどうかは知らないが。
ブラブラ揺れて邪魔じゃないですか?
まあいい。
本人ゴキゲンだし。
出発しましょう。
雲はあるものの、残雪の吊り尾根はこの時期ならではの光景。
私は、この時期の山が一番好きだなぁ。
だって冬は、本当に厳しくて危険度が一気に上がって死が近くて怖いもの。
穏やかな景色を眺めながら、歩き出します。
足早に歩いて明神も通過して、徳澤園。
そういえば、ここも半年振りなのね。
なんて思いながら、ザックを下ろす。
まもちゃんともおすけ。
赤好きな二人なもんだから、何かとアイテムが被ります。
ここでまもちゃん、全く息一つ切らしていないのでもおすけの荷物を一部移す。
ま:『えー、まだ入れるの?』
も:『うん、まだまだ担いでもらいます。だって疲れてないんだもん。』
普段は2~3泊山行の彼なので、いつも荷物は軽めなのですが、
私達のペースじゃゆっくり過ぎるみたいだから、荷物を移動しましょう。
自分の快適ペースで歩けないのは 結構だるいもの。
重くて速く歩けない位の方が だるくないよね、ってことで。
もおすけのザックは軽くなり、まもちゃんのザックはここで更に重くなる。
さあ、再び出発です。
—–
ま:『実はね、結構花の写真とか好きなの。意外って思う?』
いえ、私は編笠の写真を見た時から、意外だなんて思わないわよ。
でも、折角のおいしいキャラだから、メッシュくんに説明する。
も:『メッシュくん、あのねまもちゃんはね、チャラ男キャラなの。
ほら、ウニは人見知りキャラだし、さんぱっちんはヘタレキャラだけど
チャラおのキャラは誰もいないじゃない?新しいキャラだから被らなくていいよねー。』
メ:『へー、そうか。じゃあチャラおのまもちゃんでチャモちゃん、だな。』
も:『え?チャラちゃん??』
メ:『違うよ、名前は一文字入れてあげなきゃ可哀想だよ。チャモちゃんだよ。』
も:『なんだか可愛いあだ名だなぁ。ついでに言うと、エロキャラでもあるよ、まもちゃんは。』
メ:『じゃあ、チャモちゃんでエモちゃん、だな。』
いい大人がこうも下らない話をしながら歩いている。
可哀相なのは、まもちゃん。
ま:『ちょっとー、エロキャラはまだいいとしても、チャラ男とかブログに書かないでよ。
いい年してチャラおとか思われたらヤダよ。チャラまもとか書いたら
もおすけとは、もう山に行かないからねッ!』
って。
そんなもん。
私の胸算用一つだ。
でもって、書いちゃった。
さて まもちゃん、もうもおすけと山に行かないのだろうか。
そんなまもちゃん、この時はつゆ知らず 花の撮影に夢中です。
まもちゃんは放っておいても、俊足ですぐに追いつくので心配なし。
私とメッシュくんは、下らない話をしながら歩いていく。
ほどなく横尾橋。
カメラを向けたら、二人同時にこのポーズ。
何故か撮影後の視線まで一緒で。
キミらすでに仲良しさん?
メッシュくんの最高に似てるさんぱっちんやさぶちゃんのモノまねに、
私一人が大爆笑しながら平坦な道を歩いていきます。
一人だと退屈な上高地~横尾間でも、誰かと一緒だと楽しくてあっという間に過ぎていくもの。
そう、あっという間に本谷橋。
本日は、メッシュくんも元気です。
いつも笑顔のまもちゃんも、ゴキゲンで通過~。
本谷橋を渡って、小休止。
写真撮ったり、お水飲んだり。
寛ぐまもちゃん。
そしてこの人は、ここでpigさんと会話。
メ:『悪いがキミにはここでザックに入ってもらおう。』
ここから毎年恒例の、途中でアイゼン着けてヒュッテまでのだるい登り坂です。
小屋が見えてもなかなか着かずにだるいのよねー。
それなりに登りですし。
なもんで、メッシュくんが少し離れてきました。
メッシュくん、大丈夫ー?
メッシュくんといえば、このポーズがお約束。
頑張れオレーー!!
で、まもちゃんはと言うと。
この人、実は私の山友達の中で唯一地図をコピーして、通過タイムを毎回記録しています。
偉いなぁ。
と、感心しながらカメラを向けていると、気付いて照れてこの笑顔。
ええ、実はコースタイムやこれまでの歩行ペースで、
いつもまもちゃんに聞けば、おおよその目的地までの時間を出してくれます。
ありがとうまもちゃん。
メ:『今は、まもさんやな。』
も:『あれ、チャモちゃんじゃないんだ。』
メ:『うん、まもさんに格上げ。』
も:『あ、チャモちゃんとエモちゃんはまもちゃんより格下なのね。』
ウニよりさんぱっちんより沢山あだ名があっていいわね、まもちゃん。
沢山の呼び名があるってことは、皆から愛されてる証拠よー。
などと終始くだらないやり取りを交えながら、登って行く。
でも、メッシュくんが遅れを取ってきた。
正直、私もだるい。
だから、まもちゃんに告げる。
も:『メッシュくんだけ置いてきぼりにしちゃったら可哀想だからさ、待っててあげよ。』
ま:『うん、そうだね。』
優しいまもちゃんもうなずく。
と、その隙に。
もおすけ、ダーーーーッシュ!
ま:『うわっ、ずるーーーーッ!メッシュくん待とう、とか自分で言っておいて。』
いいのよ、ここからゴール(ヒュッテ)までは、メッシュくんがきちんと見えるんだから。
それより何より、もおすけは一番乗りでゴールしたいのよーーーッ!
まもちゃんを引き離し、一人ダッシュする私。
でも悲しいかな、すぐに追い越される。
まもちゃんのザックを引っ張るように体重をかけて、阻止する私。
ま:『もおすけやめてー、重いーー!』
も:『私より先に着くなんて許せないーーーっ!』
もうこうなると小学生レベルだ(私だけか?)。
この後も、ハアハア、やっぱりメッシュくんを待ってあげよう、とか言っては
まもちゃんを油断させ、再び出し抜いて走り去る、を繰り返す。
そんな事をした所で、もともとまもちゃんのザックの方がずっと重いのだから
その時点ですでに負けてるんですけどね。
いいんです、目にみえない事は。
とにかくアタシが一番乗りよーーーッ!と騒ぎつつ、登り切って。
涸沢ヒュッテ到着。
もちろんメッシュくんには『先に行ってテント設営しとくから。』と了承済み。
テントの受付して小屋を出たら、件のお兄さんはいつもの余裕の表情で
笑みを浮かべて立ってらっしゃいました。
・・・・・ぐやじい。
この人には、なかなか敵わない。
とは悔しいから死んでも言わず、平静を装ってとにかくテント設営に。
朝のお日様は何処へやら、すっかり曇って雪渓の上はあっという間に寒くなってきた。
テント設営完了。
メッシュくんの様子を見に行こうとしたら、丁度メッシュくんも到着。
では、お腹も空いたし宴会しましょう。
—–
実はこの山行、本来ならさんぱっちんも一緒だった。
でも、腰を痛めた彼は欠席となってしまって。
そしたら山行前日、なんと私達の為に菓子折を送ってきてくれたのだ。
さ:『皆で山で食べてね。』
って。
どこまでいい人なんだ、さんぱっちん。
そのお菓子のゼリーをみんなで頂く。
他にもプラムケーキやら紅芋ケーキやら。
さんぱっちん本当にありがとう、ご馳走様でした。
次回こそ、一緒に行きましょう!
—–
で、テントに入ったならば、後は寛ぐだけ。
極楽タイムだ。
もおすけが作ってきたモツ煮と、
メッシュくんのカプレーゼと、
同じくメッシュくんの、カマンベールチーズフォンデュ。
足が吊るメッシュくんをマッサージしてあげるまもちゃんとか、
写真用ポーズは、こんなもんでいい?とメッシュくん。
夕食を事前にリクエストしたら、まもちゃんが
ま:『山のカレーって憧れのメニューです。』
ときたので、この時期なら担いでも傷まないだろう、ってことで。
こちらも前日から煮込んできました。
スパイスを効かせた牛すね肉のカレーに、コレをトッピング。
宮崎黒毛和牛のソテー。
甘味料は一切入れていないのに、たまねぎの甘さがびっくりするほどのカレーでしたが
全員で完食。
いつも必ず誰かいる涸沢ヒュッテのテント場に、この日は私達のテントだけ。
またもや貸し切り状態でハッピーラッキー。
喋って笑って まもライトがほのかにテント内を照らし、楽しい夜を過ごしたのでした。
<続く>
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