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【おさるのもおすけ日記】2014年1月冬山・唐松岳1

少し前の話ですが。

ある日、イデぞうが手作りチョコケーキを一切れくれた。

:『賄賂です。』

と。

あからさまではないか。

どうやらこの人、先日私が作ったレモン生チョコを食べたいらしい。

も:『あの一日がかりで作って、二度と作りたくないって思うほど大変だった生チョコをよこせ、と。』

イ:『ええ。しかも僕のチョコケーキは5分で後はレンジでチン、でしたけどね。』

も:『・・・ずいぶん安っぽい愛で、私の高価な愛情をよこせと言うじゃないの。』

結局食いしん坊なアタシは、まんまと安いチョコケーキに乗せられ、お礼にレモン生チョコを後日渡す。

マリちゃんと二人で食べなさいよ、と言って。

ところがだ。

ロッカーを開けて、チョコを見つけて嬉しそうな顔して帰ってきたイデぞう。

夕方聞けば、もう半分以上食べちゃった、とか。

も:『なんでよ、マリちゃんと半分コしなさい、って言ったのに。』

イ:『いや、あれはヤバイっすよ。食べ出したら止まらない。』

も:『うん、わかるけどね。でも食べ過ぎると後で胸焼けするよ。』

美味しくって食べ過ぎて、既にした人(アタシ)が言うんだから間違いない。

イ:『あれは胸焼けしたっていいです。』

も:『何言ってんのよ。半分コしなさいって言ったのに独り占めして。』

イ:『いやー、あの量をもう一本分下さいって感じですね。』

厚かましいにもほどがある。

あの大変な大変なレモン生チョコは、本当に大変だから『これは彼氏にしかもう作らない!』と
封印した代物なのに。

イデぞうごときの為に、作るはずがありません。

因みにこのレモン生チョコ、私のオリジナルレシピなのでクックパドにも載っていません。

なので、ついつい私のことを舐めてかかるさんぱっちんでさえも『姉さんに作れるんならオレにも・・・』
とか言っちゃって、手作りベーコンのように真似する事は出来ません。

皆さんおぱようございます。
何かと世間から舐めれられている、もおすけです。

さあ、ようやく2014年の報告に入りますよ。

本当は2013年でブログを終わらせる予定だったのですが。
不本意にも年末年始山行が不参加になってしまったので書く羽目に・・・。
これからまた沢山書いて、早く現行に追いつかないと。

そんなわけで、年始一番目の山登り。
唐松日帰り山行・1でございます。

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【おさるのもおすけ日記】2014年1月冬山・唐松岳1

2014年1月3日 快晴

元旦の夜、悪天候の赤岳から下山してきたさぶちゃん・さんぱっちん・こうちゃん。
二日はさぶちゃんはソロで県界尾根へトライの為、早朝に出発。

病み上がりの私を含む三人は、ゆるい事がいいという事で三人で善光寺へ初詣。
三人でお参りして御回廊巡りをしておみくじを引いて、お蕎麦を食べてお土産の七味を買って。

翌日は山に登れなかった私のリクエストで、唐松へ。
でも出発遅めだったけど。

140103-1

行く途中で気球を見ました。素敵。

八方尾根のゴンドラに乗って、山荘で登山届を出して。

いいお天気。

140103-天気がいいと視界が開けてるここは最高ね、と私。

硫黄岳・年末年始の赤岳と、天候に恵まれなかったこの人も、冬山三回目のこの天気にお喜び。

ええ、いつも以上にシャッター押しまくりです。

140103-3だって晴れた雪山初めてだもん。

私達を繋げてくれた、白馬岳と杓子・白馬鑓も綺麗に見えます。

140103-4この山だけはどこから見てもわかるの。故郷ってすごいね。

さんぱっちんはスノーシュー、私とこうちゃんはワカンで登ります。

でも歩みが遅いのは、皆様のご想像通り写真に夢中だから。

置いてくよー、こうちゃん。

140103-5

 しろぷーさんぱちさん待ってー。

基本歩くペースは速いのですが、パーティ山行に慣れてないからかマイペース。
必死に歩いてくるこうちゃんに、さんぱっちんがストックで指して一言、

さ:『こうちゃん、見てみ。めっちゃ綺麗やで!』

140103-6

え?

 140103-7

わーほんとだーー、きれーーーー。

 それはこんな景色でした。

140103-2

五竜に鹿島槍。厳冬期ならではの尾根の陰影が綺麗。

本当に最高ね。

そして急ぎましょう。
山頂までは、まだまだ遠いのですから。

140103-8えーーーん、でも待ってーーー。

 こちらは弟子のこうちゃんカメラより。
急登に取り付くさんぱっちん師匠と、もおすけ。

140103-9

まだまだあるのよーーー。

この急登を越えて暫くすると、更に目の前の稜線が美しくなっていきます。

140103-10
この中を歩ける幸せ。

後ろを見れば。

140103-11

  大丈夫。付いて来てるよ。

いや、そうじゃなくて景色をね。

そして前を見れば。

140103-12今日はスノーシューで潜らへんから大丈夫。

そうね、まだまだ頑張らないと。

こうして柔らかい雪に苦戦しながらも、登る私達。

140103-13雪慣れてる二人に対して

遅れがちな彼ですが。

140103-14うぇーーーん、待ってーーー。

山頂までの道のりは、まだまだ遠いです。

<続く>

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