あともう一つ。
甲斐駒・黒戸尾根を選んだ大事な理由がありました、皆様こんばんにゃ
おさるのもおすけでございます。
北沢峠からのコースを選ばなかった理由。
それは、『バスの時刻を調べるのが面倒。』だったから。
そうです。
昔は大好きだった時刻表での検索も、ワタクシ、いまや大嫌いとなっておりまして。
二言目には、嗚呼めんどくさいでございます。
最初は公共機関で山梨入りを考えておりましたので、時間を遡って予定を立てるのが面倒・・・
ならば電車→タクシーで駒ヶ岳神社に行く方が楽ちん&早く着くし・・・って感じで
検討時間削減優先、しんどさ二の次で決めちゃいました。
皆さん、こんないい加減な登山者にはならないように。
よい子は真似をしてはいけません。
そんな大雑把もおすけが行く、南アルプス大縦走。
本日は七合目・七丈小屋からスタートです。
【もおすけ日記】2014南アルプス大縦走・2七丈小屋~山頂
2014 8月 5日
いつもは頭痛薬を一錠飲めば治まる頭痛も、何故か今日は治らない。
これで明日、頭痛を抱えたまま、23kgを背負って甲斐駒山頂~北沢峠まで降りて~
仙丈小屋(標高2890m)まで登り返すなんて、想像するだけでゾッとする。
何とかならないものか。
不安を抱えたまま、早々にシュラフに入って眠る事にした。
2014 8月6日 晴れのち曇り
多分、時間は四時前だったと思う。
小屋泊まりの登山者さんが歩く音で目が覚める。
それはいいのですが。
たった一つしかないテントが気になるのか、思いっきりヘッドライトでテントを照らす。
やめてーーー、眩しい。
何度も何度も、歩き始めても振り返ってまでテントを照らすものだから、
眩しくって仕方がない。
因みにテント泊をよくされる方はご存知でしょうが、テント内ってかなり音も光も通します。
小屋の中だと互いに気遣うのですが、薄いナイロンの壁越しになると
比較的皆さん無防備になる様で。
トイレで行き交う真夜中のヘッデンの明かりも、寝静まった夜のヒソヒソ声や
ビニール袋のガサガサも丸聞こえです。
なので私はトイレに行く際、足元だけを照らしてテント横を通る時には
テントに光が入らないように光を遮るように手のひらで覆って歩くようにしていますが、
皆さんはどうやって歩かれてますか?
隣近所のそんないろんな音が聞こえるのも、ソロだと楽しかったりもしますが
お恥ずかしい話ですが、隣のテントのおじさんの〇ならとかも
実はかなり聞こえちゃったりしています。
(無防備男子、隣に可愛い山ガールさんがいる時はご注意あれ。)
そんなこんなで、夜明け前にヤメテマブシー攻撃にあったもおすけ。
仕方なしに起きて準備です。
■ 朝食
10日間の朝ご飯は、これでいきますよ。
このふりかけは、大層お気に入りでした。
残ったご飯はこれを混ぜて、行動食としてムシャムシャムシャ。
2~3泊なら間違いなくこれですが、
風味が違う生みそタイプ
10日間ともなれば、軽量コンパクト優勢。
粉末タイプ。
初日は美味しく頂きました。
そして日の出直後のテント場より。
木々の隙間からの光線が美しい。
そして有難い事に、甲斐駒はいつだって雲海&晴天なのです。
甲斐駒の神様が見守ってくださってるなぁ、と毎回感謝。
だって、雲海でこの景色が見たいんですもの。
言わずもがなのテンションも上がります。
3月は空身でも大変だったこの岩場を、
足元から抜け落ちて見える景色がオソロシイ。
今回はフル装備で登ります。
傾斜が急だと、荷物の重さだけで引っぺがされて落ちそうになるので必死です。
でも振り返れば、オベリスクの後ろに富士山が。
頑張れます。
荷物重くても楽しいです。
冬山に比べれば、危険度は下がるというもの。
思っていたより早くここに着きました。
いの一番で荷物を下ろし、UVカスタム装備を外してお賽銭を入れてまずは神様にご挨拶。
因みに、大きな神社などでは必ず書かれていますが、お清め後に神様にお願いする際には
自分の住所氏名生年月日をきちんと告げて、お礼を言ってから
お願い事をするのが礼儀だそうです。
でないと誰からのお願い事かわからないでしょ?神様も。
そんなわけで、もおすけのお参りは時間がかかります。
そして神様は、三つまでお願い事を聞いてくださるのだそうです。
いつもは二つを自分以外、一つだけ自分のことをお願いするのですが、
ここの神様には、三つとも自分のこと以外のお願いをするようにしています。
だって既に、こんなに晴れた天気で登らせてもらってるんだもん、
ならば他のお願い事もすっごく聞いてくれそうじゃない?
だから晴天で十分ハッピーなもおすけの事は置いといて、大切な人達のことを神様にお願いして。
もおすけだけじゃなく、先生もご満悦のご様子。
でしょでしょ?先生。
このお山はいつだって最高なんですよ。
で、この景色を楽しむのは、やっぱり黒戸からがいい。
結局、このコースが好きなんだなぁ、私。
と改めて実感。
山頂には、両コースからの登山者でそこそこ賑わっていました。
で、記念撮影。
今回は通りませんが、大好きな北岳。
早く登ってみたいです。
山頂で少し行動食を口にして、これから下山すると言う方に昨夜書いた友人宛の葉書を一枚、
下山後に投函して頂く事をお願いしたら、快く了承して下さいました。ありがとうございます。
さあ、ここから先は、未開の地への冒険の始まりです!
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