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【もおすけ日記】2014南アルプス大縦走・3甲斐駒ヶ岳~仙丈小屋

そんなわけでワタクシが、病欠をしたもおすけです。皆様ご機嫌如何ですか。

いやー、一昨日帰ってからしんどかったからご飯も食べずに寝て、起きてからさぶちゃんとお話して
それからご飯食べたら、もう吐き気がしちゃって。

朝になったら、体は熱いわ喉は痛いわ。

これからが勝負どころって位、忙しくなるので昨日はお休みさせて頂きました。
一人暮らしの体調不良ほど、しんどいものはないわー。

健康って大事よね。
改めて思ったもおすけです。

で、地図を広げて山行報告を綴っていきます。
南アルプス大縦走・3でございます。

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【もおすけ日記】2014南アルプス大縦走・3甲斐駒ヶ岳~仙丈小屋

2014 8月6日 晴れのち曇り

甲斐駒山頂でお参り&写真&おやつタイムをしてから。
さあ!
私の中ではここからが冒険です。
初めて甲斐駒に登りに来た時、高所恐怖症のちくりんが怖がって北沢峠へのこの道を下りました。

ち:『なんや、黒戸尾根に比べたらこんなん茶畑や!』

とハイマツ帯を表現したちくりん。
彼女の言う通り、こちらは恐怖心をあおる箇所はありません。

これは確か、山頂からでも見える駒津峰。

140806_7

晴れているとそれだけで気持ちがいい。

その奥に見える仙丈目指して頑張ります。

だって今日は、標高2400mの七丈小屋~甲斐駒2967m~北沢峠2030m~仙丈小屋2900mと
登って降りて登っての大変な一日なのだ。
累積標高は面倒くさいので、誰か計算してください(誰とはいわないウニゾーヨロシク)。

しかもまだ2日目。荷物はまだまだ重いのだ。
こちら側を下っていると、山ガールさんや中高年さんの登山客が多い。
カラフルでにこやかな印象を受ける。
反対に黒戸尾根は暗い樹林帯が長いし、日の陰になるコースだ。

・・・・やっぱり地味なのねー、と痛感。

イヤでも大好きなんですけどね、修験道だから神々しいですしオーラを感じます。
明るい皆さんと時折挨拶を交わしながら、双児山も過ぎ、難なく長衛荘まで到着。

ここで給水&トイレ&おやつタイム。

何でも雨が少ないせいで、仙丈小屋も水不足らしい。
なので、また多めに水を担がなければいけない事になった。
そしてここから、谷筋を取るか尾根筋を取るか。

フ:『晴れていたら眺望がいいのは尾根筋ですよ。』

と、先輩フクちゃんは言う。
でも私は見逃さなかった。

フ:『尾根筋の方がしんどいですけどね。』

と言った時、ニヤリと笑ったのを。

つまりはそう言うコトなのね、でもまだ二日目だから変な負けん気とか出す気はないのよ。
前半でバテたくないから、ここは堅実に谷筋を取ろうと思ったが、バス待ちのご夫婦も仰る、
『今日の天気なら、せっかくだから尾根がいいよ。』と。
でも、そんなに大きな荷物背負うの?その荷物何キロ?何処まで縦走するの?等と
色々質問攻めに遭う。
そんなに珍しいのかな、と思いながらも答えてから、再び出発。

そうです、北沢峠を下っている時に見えた この筋を登ります。

140806_8天気がいいし、満場一致で勧めるから。尾根筋よ。

まあしんどいです。

黒戸がしんどいって言うけど、ここも十分しんどいよ??などと思いながら、
しょっちゅう高度計を確認しては、自分を鼓舞する。
やっぱりしんどいからか?下ってくる人は多いが、登ってる人は少ない。

そしてようやく小仙丈岳2864m、本日三つ目の山頂です。

140806_9荷物をおろすのがしんどいから、証拠写真だけ。

ここからあと1時間。

ご覧の通り、空はどんよりしてきました。
れたくはないので急ぎます。
延々と歩き、まだかなまだかな。

分岐を過ぎてトラバースに入ったら小屋が見えるんちゃうん?という淡い期待も空しく、
歩けど歩けど小屋は見えず。
コンパスの指し示す方向もあってるから、そろそろなんだけど。

そして一瞬、霧の切れ間から待望の風景が。

140806_10うおーーー、小屋だーーー。

あまりの嬉しさに、ここから駆け下りました。

小屋が近づくにつれ、霧も晴れて。

140806_11ダダダダダーーーッ、はじめまして仙丈小屋さん!

入り口横のベンチにザックを下ろし、受付をする。
ここはテント場がないので、素泊まりで。
小屋のおじさんにも、オンナでソロである事が珍しいようで、色々聞かれました。

—– 小屋番さん&すれ違う登山者さん と もおすけの会話・A —–

何処から登って来たの?

甲斐駒から。

じゃあ北沢から?

いいえ黒戸尾根からです。

何処まで行くの?

光岳まで。

えーーー?静岡まで?え、テントで?

ハイ、テント泊です。

何泊で行くの?

予定では9泊10日です。

えっ、キミ一人?

ハイ。

—— 以上 —–

因みにこの会話、ここから先の縦走中に何十回と繰り返しありました。
(今後も繰り返し出てくるので、その都度書くのも面倒なので皆様覚えておいて下さいますよう。)

私は疲れてヘトヘトで、半分息も切れているのに色々聞かれます。
ゼエゼエ言ってるのに、何故か『イヤー元気だねー若い子は違うねーー。』等と言われると、
もう答えるのもしんどいので『・・・イヤイヤ元気じゃないし、全然若くないです本当は。』とコ
コロの中で小さく反論しています。

でも、話す体力ナシ。

疲れてるのよ。

ひとまず荷物を置かせてもらい、階下の自炊場に調理道具一式を運ぶ。
そしてまずは水汲み。

鉄則です。

—–

どんなに疲れていても、まずテント外の用事は一番に済ませておく。

でないと、いつ天気が崩れて雨降るか わからないからです。冷
たいお水を汲んで、お湯を沸かし。
ようやくおぎちゃんのくれたバウムクーヘンと抹茶カフェ・オレで、今日一日のご褒美タイム。
外で地図を見ながらお茶していたのですが、流石に素足は寒くって(レギンス脱いだ)
自炊場に戻り、夕食の支度。

140806_12本日も重い食材・生ズッキーニ&にんにくのミートソースパスタ。

ハイ、ここでもおすけの【裏ワザ・その2】のコーナーです。

早ゆで4分パスタは8分ほど水に浸し、2分茹でる

こうすることで、パスタはもっちり&ガスの節約にも繋がります。
そしてゆで汁は、きのこのクリームスープへ。

出来ました。

140806_13いっただっきま~す。

ハフハフもぐもぐ。
あっという間に食べちゃいました。

食後には、この紅茶を。
やっぱり紅茶って優しいから好き。

小屋のTVを、祈る気持ちで明日以降の天気予報を見る。
どうにか台風が逸れて欲しい。
シュラフにくるまって眠りにつく。
疲れているはずなのになかなか寝付けないのは、紅茶のせいか緊張か。

ずっとうとうとしながらも深い眠りにつけない夜だった。

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