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女一人でテン泊大縦走9泊10日・15 水晶岳~黒部五郎へ

夏山の爽やかな表紙のカタログから、芸術的な美しさの雪山の写真のそれへと変わる頃。

季節の移り変わりを感じるもおすけです、皆様こんばんにゃ。

 

冬のカタログが店頭に並び始めてきました。

美しい。

厳しいからこその美しさがある、冬山。

今年はアイスを頑張りたいなー。

 

って、夏の縦走も書き上げてないじゃないですかっ!

もおすけ大変っ!

大急ぎで書き上げないと(もう既に遅い気も)。

そんなわけで久し振りの更新・水晶岳の日の出です。

 

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女一人でテン泊大縦走9泊10日・15 水晶岳~黒部五郎へ

2013年 8月7日 (快晴)

 

この縦走に持って行こうか、最後まで悩んだもの。

それは大泉洋ちゃんのぶ厚い本と、サポートタイツだ。

本はいいとして、サポートタイツ。

今回は長期縦走だし、荷物もそれなりの重さだからサポートタイツを履いた方が疲れも軽減されるだろう。

なら何故悩むのか。

 

それは『肌が弱いから』。

二日程度ならともかく、10日間同じ箇所にタイツの縫い目が当たれば

もう三日目からかぶれて痒くて地獄である。

我慢できないアタシは、血が出るまで掻きむしってしまうだろう。

絶えられず履かなくなれば、それはただの重石となってザックの中で眠るだけ。

 

・・・・・。

 

ええぃままよ、と今回はユニクロさんのレギンスで縦走していたのだ。

 

も:『流石にバテるかなーと思ってさ、アミノバイタル2包持ってきたんだけどユニクロでも大丈夫みたい。

私、ちょっとは体力に自信持ってもいいのかなーって、今回初めて思っちゃった。』

 

って言ったら、あっちゃんひろちゃん、

 

ひ:『・・・サポートりょくゼロ(笑)!!!

あ:『もっともっと自信持ってくれていいですっ!』

 

って。

あれ?そうなの?

でも、うちのお客様でもっとすごい女性なんて山ほどいるし(本当にすごい)、

男性スタッフ陣も半端じゃない。

長期だろうが荷物が重かろうが、そんなの当たり前。

“へぇ、いいトレーニングじゃない。” 程度の反応なので、この時初めて周りとの温度差が違うことに気付く。

そう言えば、この縦走中 何度となくすれ違う方から

え、一人なの?何日間縦走するの? そのザック何キロ?  え、室堂から上高地まで?

と、驚きと共に まるで小さな子を褒めるかの様に褒めてくださる。

 

あ:『あー、子供で山登ってるとねー、激褒めされるよ。』

 

と、子供の頃から登っているあっちゃん達は言う。

女子の皆さん。

激褒めされたかったら “ ソロで縦走 ” です。

仕事で落ち込んだり、自分に自信が持てなくなった時、オンナ一人でテン泊縦走。

皆から激褒め・たちまち回復、間違いなし。

もおすけが保障します。

閑話休題、話を縦走に戻します。

 

—–

2013年 8月8日 (快晴)

 

小さな水晶小屋では、布団は二人に一つ。

スタッフさんの配慮あって、私は岩手大のワンゲル部の女の子と一緒の布団だった。

でも、小さな布団に二人で寝るのは初めてで、正直何度も目が覚めた。

 

翌朝。

最後の朝だから一緒に水晶岳まで行こう、と兄弟と約束していたので、朝食だけ持って外に出ると、

やっぱり早いあっちゃんひろちゃんは、パッキングも済まし準備万端。

毎日あんなに呑んでるのに、翌朝はパキッてしてるんだからすごい。尊敬する。

二人はザックを背負って、私は空身で水晶岳を目指す。

 

日が昇ってきた。

今日もいい天気だ。

 

130808_1

 

<続く>

コメント

  1. tatomo より:

    tatomoです。

    ユニクロだったの???
    アミノバイタルでカバー???
    そんなことできるんですね。

    ああああ、懐かしい。

    あの時に戻りたい。。。

    • moosuke より:

      tatomoさんへ

      ハイ、サポート力ゼロのユニクロでございます。
      アミノバイタル、緊急時にと二本持って行ってましたが、結構皆さん毎日飲んでらっしゃる方が多いんですね。
      私は結局、飲まず終いでしたけど。

      もう黒部は雪化粧でしょうね。
      雪の黒部。
      美しいんでしょうね。

      それにしても黒部はまた行きたいなー。

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