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2013年8月・女一人でテン泊大縦走9泊10日・16 黒部五郎と山小屋ご飯

そう。

先日、再三催促したフリーメール登録。

ウニとさぶには、一斉メールを打っても送信できない。

さぶちゃんは未登録(やり方、わかんないんだろーなー)。

アンビットⅡを扱えるほどのウニゾーなら余裕なはず・・・と確認のメールをしたら

ウ:『あれ、登録してあるけどな。もしかして電話帳登録とは違うのか・・・な?』

これを読んだ時、びっくりして椅子から転げ落ちそうになりました。

皆様こんにちにゃ、おさるのもおすけです。

さすがの控えめ・もぐお(こうちゃん)でさえも、

こ:『僕、最初ボケなんかと思いました・・・。』

って優しい突っ込みしてた位だもん。

■機械ものに強いの? 弱いの? ウニゾーブログ

雲丹蔵七つの試み:その⑦ - unizolabo.ver2.0
再び山に登り始めたウニゾーの雑記

私のアドレスが、ウニ様の電話帳に登録して頂けるのは光栄ですけどね。

フリーメールサイトに登録しなくちゃ、ダメなのよ。

結局、さぶさんもウニさんも、もぐおにレクチャーしてもらって何とか登録完了。

もぐお(こうちゃん)、お兄ちゃん達のお世話をありがとう。

出会ってしまったからには、今後この愉快な仲間達のお世話係になると思うけれどヨロシクね。

で、大好きな水晶小屋からの縦走録です。

晴れた日の写真はいい!

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2013年8月・女一人でテン泊大縦走9泊10日・16 黒部五郎と山小屋ご飯

2013年 8月8日 (快晴)

ひろちゃんが携帯を忘れ取りに戻り、あっちゃんと二人でピークを目指す。

私だけかもしれないが、寒さは恐怖感を増す。

それはおそらく冬山での強風や天候変化の恐怖感を、連想させられるからかもしれない。

も:『なによー、水晶岳も結構コワいじゃんーー!ひえーーーっ。』

あ:『・・・ここでそんなこと言ってて、大キレット大丈夫なの?』

も:『私も自分でそう思うー。自信ないよーー。ぎゃーー!』

そうだよねー、確実に大キレットのほうが怖いんだもんね。

しかも昨日比べたら、大きなあっちゃんの荷物より

私のザックの方が重かった(かなりショック)。

後はどれだけ食料を減らせるか。

いや減らせても大キレット通過はコワ過ぎるーー、と思いながら

コワゴワ水晶岳山頂に到着。

遅れてひろちゃんも到着。

まずは記念撮影。

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いつでも愉快なヒロちゃんは朝から元気です(お腹すいたー)

この写真を撮り合ってるのが兄弟っていうんだからおかしいよね。

ほんま仲いいわー。

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父さん僕やりました!

続いてあっちゃん。

やっぱり山頂は男子が絵になる。 悔しいなぁ(私も男に生まれたかった)。

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ナイスアングル、ナイスポーズ。

ひろちゃんも真似してポーズ。

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たまにはオレもビシッと決めないとね。

この写真を撮ったあっちゃん、

あ:『・・・お前の方がかっこいいかも。なんか悔しい。』

と、素直に弟を褒め、悔しがっていたのが笑えました。

んで、もおすけ。

・・・・・。

だめだなー。ちっとも決まらないや。

なんかぴょーーーん、って頭の上から触覚が出てる感じな雰囲気。

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お母さん、頭がモジャっているのは風のせいです。

ずっと前から、カッコイイオーラの写真というのに憧れているんですけどね。

どうも私には無理なようですわ。

いっつもテヘーーって笑ってたり、洗濯バサミとか顔なしとかおやつ食べてたりとか。

嗚呼無念。

諦めてオトコマエツーショットを。

やっぱり兄弟だからか、ポージングが決まるのよね、この二人。

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念願の晴れの水晶、最高です!

さあ。

腹ペコ三人、朝ごはん~♪

三人が楽しみにしていたおにぎり!

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竹の皮って言うのが、なんとも風情。

あっちゃんカメラは 中味を撮っていました。

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もおすけ背後でもうムチュー。

それぞれ味の違うおにぎり三つと チキンナゲット。

今回、敢えて肉類を一切持ってこなかった私には、

これが染み入るほどに美味しかった。

そして私は来た道を戻り、今日は黒部五郎小屋まで。

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あっちゃんひろちゃんは、赤牛を通って黒部湖畔まで。

残念だけど、二人とはここでお別れ。

握手して、互いの無事を祈ってさあ出発です。

—–

小屋に戻って、ナミちゃん達に挨拶をして。

さあ!懐かしい道を通って行きましょう!

ワリモ分岐までなだらかな道を歩き、鷲羽岳山頂へ。

天気のいいこの日は沢山の登山客で一杯です。

山小屋で歩荷時、ここで葱とかゴボウとか背負子で担いで

帰りは足が痛くって、誰もいなくて辛くって心寂しくって半泣きで。

なんて雰囲気は全く感じられないほど、気持ちのいい景色です。

130808_足も完全復活しました!

ごっきげんで三俣山荘に足を向ける。

その前に、晴れた鷲羽池も見なくっちゃ、と思っていたのに

ご機嫌すぎてすっ飛ばしてしまいました。

途中まで降りてから気が付いて、ザックをデポして登り返す。

私っておっちょこちょいだなー(毎回毎回)。

鷲羽池は綺麗でした。

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ホントきれいねぇ(ここをすっ飛ばすかアタシ)。

そして懐かしい風景。

赤い屋根の三俣山荘。

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わー、お久し振りー。

賑わっている三俣山荘では、まずお目当てのサイフォン珈琲を。

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このアングルから眺めるのが好きでした。

本当に、この景色と静かな朝とヨーヨーマのバッハは似合います。

ヨーヨーマ・バッハ無伴奏チェロ組曲第1番

珈琲を堪能してから外に出ると、ちょうどオーナーの圭さんが。

奥様のアツコさんにも再会できて、二年前のお詫びとお礼と少しお喋り。

ずっと申し訳ない気持ちがあったので、山の上で再会できてよかった。

それから元気に歩いて、初めて行く三俣蓮華岳。

怪我する前は、忙しくて行けなかったのよね。

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何もかもが嬉しいなぁ。

テンション高いといくらでも歩ける私は、ガンガンに歩いて山頂に到着。

いやー、空も青くて気持ちいいっ!

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サイコーだ今日も!

カメラを頼んだおじさん、こんなものまで撮ってくれてました。

130808_15わーーキレーーーッ。

こちら側から三俣山荘を見るのは初めて。

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やっぱり山小屋の屋根は赤くなくっちゃね。

それから再び薬師・黒部五郎の山を見ながら、黒部五郎小屋を目指す。

ここ、まあまあの急登で明日ここを登り返すのかぁ・・・と

ちょっとブルーになりながら、ガンガン下る。

雲ノ平~高天原~水晶まで来ておきながら、ゴールは上高地なのに

黒部五郎岳までまた戻る人も、少ないだろう。

でも、三俣山荘で一緒だった にっしーの軽い一言が忘れられなかったのだ。

に:『自分は水晶と黒部五郎が大好きだから、ここにバイト決めたんすよ。』

も:『そんなにいいの?その山二つ。』

に:『ハイ、めっちゃカッコイイです。』

そーかそーか、かっこいいのか。

なら行っとかなくっちゃ。

で、この引き返しルート。

そこはやはり、山深い山域。

小屋には人も少なめで、テントも5~6張ほどでした。

小屋は穏やかで、平和な空気に包まれている感じ。

130808_25

人の少なさって、しあわせ度と関係する気がする。

も:『ここは夕食が手作りの天麩羅で、美味しくて有名なんですよ。』

テントを設営し終えて、お湯を沸かしながら

同じテーブルの登山者さん達と話をする。

も:『私、昨日も小屋食だったから食材が余ってるんだけど

ここのは食べたいなー。』

今朝の水晶岳の怖さを思ったら、何としてでも荷物を軽くしないと!

でも、厨房からは美味しそうな揚げ油の匂い。

も:『ここって縦走ルートから少し外れてるから、なかなか来れないですもんね。

あぁどうしよう。』

こんな話をしていたら、隣に座っていた高天原でご一緒したお二人さん。

『君の話を聞いて、うちらも自炊にしてたんだけど

連れは今、小屋食に変更しに飛んで行ったよ。』

健脚で明るいOさんは、受付に走って行ったとか。

ならば私も小屋食にしなくては!!

受付に走りに行った。

夕食は、野菜たっぷりの天麩羅と、から揚げが一つ。

ご飯にお味噌汁、お蕎麦までついていた。

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シアワセとはこういう事を言うのだろう。ぱくぱくモンスター大喜び。

も:『ごはんどの位ですか?普通?普通ってこの位?お次のおじさんは?

山盛りね、うん一杯登りましたもんね。』

といつもの感じでご飯やお味噌汁をよそっていると、

お向かいの男性から一言、『スタッフさんみたい。』

ええ、昔働いてたんですよー、ってトコから話は始まり。

またもやテン泊縦走への驚きやら、移住話から年齢まで散々聞かれて。

特にソロで歩いている事に驚かれ(お向かいの男性と夫婦だと勘違いされてました)。

中でも、小学生のめぐちゃんとお母様のアキコさん。

こちらも女性二人で双六からの縦走で、食卓の話は弾む。

私にしたら、小屋泊まりでもお子様と一緒に歩かれる親御さんの方が

ずっとすごいと思う。

ソロは自分一人の事だけ考えればいいけれど、お子さん連れとなれば

不測の事態も考慮しながら装備もペースも考えて登らなければならない。

こっちの方がよっぽどすごい。

だから褒められると恐縮する。

昨日に引き続きの小屋食。

美味しくって温かくって、人との触れ合いが嬉しくって。

幸せ。

いつまでも暖かい小屋の中で話したかったけれど、そうもいかない。

後ろ髪惹かれる思いでテントに戻りました。

130808_23

明日は、黒部五郎岳。

またも晴天を期待したい。

一面のコバイケイソウのお花畑と、ぼんやり明かりが漏れる小屋。

別れと出会いと、美味しいご飯と最高の景色。

シアワセな気持ちで、眠りに就くのはたやすかった。

<続く>


どうしても簡略化して書けない私。ほんと文才ないなー。

黒部五郎岳登頂は、次号に続きます。

コメント

  1. あきこ&めぐみ より:

    もおすけさまはお山で素敵な出会いをたくさんなさっているんですね。山が素敵な出会いにしてくれるのかな・・・お写真を見ていてすっきり晴れたお山の空、高山植物いっぱいの心地よい空気に触れたような気がした平凡な下界暮らしのひと時です。こんばんわ!!!お元気ですか?黒部って本当に良かったですよね!思い返しながら私もアルバムを見てしまいました。お夕食のてんぷら。娘と一緒に「わーーーーーぁ こんなにおいしそうなの食べたんだね。また食べたい」って改めて黒部サイコーとしみじみしている食いしん坊親子です。今週は火曜日が休みになったので谷川岳に紅葉を見に行ってきました。

    • moosuke より:

      アキコさん&メグちゃんへ

      コメントありがとうございます。
      ようやく、ようやく双六が書き上げられました。長かったーーー。ふぅ。
      谷川岳の紅葉は如何でしたか?

      そう。
      黒部は本当にすべてが素晴らしかった。
      景色も小屋も、夕食もそして出会いも。
      また行きたいですよね。
      そしてまたご一緒したいです。
      次回はテント泊で!

      楽しみにしています。

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