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女一人でテン泊大縦走9泊10日・14 最高の水晶小屋

だから言ってるじゃない。

早くフリーメール登録しろって。

あ皆さん忘れてました、もおすけです。おぱようございます。

それはもちろん、来月の宴会山行のこと。

各個人にメール送るの大変だから、フリーメール登録して受信設定して欲しいのに

してない人が二人。

さぶおとウニゾー。

この二人が中枢で、私達の中ではベテラン格のはずなのに、今だ登録せず。

催促メールをしたら、

さ:『フリーメールって何ぞや?』

とさぶお。

そしたらウニゾー、

ウ:『無料のメールアドレスっちゅうやつじゃないかなぁ。』

って。

わかってんならさっさと登録しなさいっ!

そしてさぶちゃんも、『あの人も、オレに説明とかしてる場合じゃないっしょ(笑)』とか突っ込んでないで

登録しなさいっ!

必要事項決めなきゃいけないのに、この二人が自由人だからもぅ。

全く勝手気ままなウニゾーとウロチョロさぶちゃんに手を焼きながらのもおすけ、

ようやく水晶小屋の報告です。

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女一人でテン泊大縦走9泊10日・14 最高の水晶小屋

2013年 8月 7日 快晴の午後

ワリモ岳分岐で健ちゃんと別れてから、元気に歩く。

ここからは緩やかなトラバース歩きだったはず。

そう、三俣から水晶小屋への歩荷、このすぐ先で足をグキり靱帯を切ったのだ。

グキった場所わかるかなー、と思いながら歩いたけれどわからなかった。

そして、捻挫してから20分ちょっと頑張って歩いた記憶だったが、実際には50分のコースタイム。

え、あの足でこんなに歩いたの?

110728_4明らかに変な足。かかとの様なくるぶし。

それでその足で三俣まで歩いて戻ったの?と、自分でも驚いた。

今更ながら地図を見れば、帰りも水晶小屋から三俣山荘まで3:20分。

足を引きずりながら 鷲羽を登り返して、よくも歩いたものだと思う。

多分、火事場の馬鹿力ってこういうのを言うのね、と思いながら今日は元気に歩く。

ちなみに今日はここまで来ているはずの仲良し兄弟・あっちゃんひろちゃん。

この二人は、黒部五郎〜三俣蓮華岳〜三俣山荘〜鷲羽岳〜水晶小屋のコースで来ているはず。

こちらもこの最高のお天気で、ゴキゲンな感じのようでした(後日写真をもらった)。

三俣蓮華でご満悦のあっちゃんと、

130807_32待ちに待った最高の天気と景色だね。

相変わらずのご陽気ひろちゃん。

130807_33カメラを向けられたら何かしないと。

ね?

楽しそうでしょ?この二人に会えるのは。

もおすけ、わくわくで水晶小屋に到着。

きっとあのアルコール大好き兄弟は、外で座って飲んでるに違いない。

驚く顔が楽しみだ。

130807_34

わくわくわく。

そう思って、小屋を回りこんだ途端に、太郎~薬師で一緒だったおじさん達が、

『あれっ!!お姉さん!?えーー、ここまで来たのーーー?』と、すんごい驚いた声。

真っ黒に焼けたひろちゃん。

片手にビールで私を指差して、『えっ、あれーーーー?』って。

どうして?雲ノ平じゃなかったの?って顔が言ってる。

おじさん達の声で振り向いたあっちゃんは。

ただ無言で、ものすごい驚いた顔してた。

あの表情は、今でも忘れられない。

も:『天気がよかったから、ここまで来ちゃったー。』

大きなザックを背負って到着した私に、おじさん達も大歓迎して下さった。

なんと皆で乾杯をしよう、とおじさんはビールをあっちゃんひろちゃんと私に差し入れしてくださる。

飲めない私は、待ってて、ジュース買ってきます!と受付をしに行き、

そこで二年前少しだけ一緒に働いたナミちゃんがいて、久し振りの再会。

そしてジュースを買おうとすると、

ナ:『先ほどのお客様が、ジュース代を既に下さっているのでお好きなものをどうぞ。』

と言われてビックリ。

感謝感謝でお礼を言って、おじさん達&兄弟&もおすけで、水晶小屋で大乾杯!!

最高。

最高に楽しい。

何もかもが、もう最高だ!

とにかくザックを下ろして、何もせずに乾杯してパインジュースを飲む美味しさったら。

それからおじさん達に聞かれ、雲ノ平から高天原~ワリモ~ここまで歩いてきたことを話す。

せっかくの楽しい再会だもの、もんきち先生のことは話すまい、と思っていた。

そして小屋の前で地べたに足を伸ばし、再び宴会タイム。

130807_35

この景色と天気と、ハッピーな人達と。なんて最高の時間だろう。

再会までの間、どんな山行だったかをお互い話す。

薬師のテン場でペグを袋ごと忘れてしまって(by兄のあっちゃん)、黒部では尾西のスプーンを

ペグ代わりにしたこと。

薬師のテン場では、早朝テントの中にガが入ってきて飛び回るのを退治するのに一苦労してたこと。

ひろちゃん曰く、 あっちゃんが小声で

あ:(お前がやれ!)

と命令したと言う。

大爆笑する私を横に、

ひ:『あれはひどいぞ。』

と、ひろちゃん。

格闘したせいで、テントの中は『鱗粉だらけだった。』そうで。

やっぱりこの二人、面白い。

この天気で、やっぱり皆ご機嫌の山登りだったようで 共感しながら互いの山行報告をする。

ペグの話があんまりおかしかったので、私も実はね、雲ノ平で・・・と、もんきち先生の話をする。

明るく話せた自分で、よかったよかった。

山盛りでお喋りして、夕景を見に写真を撮りに小屋の上へ登る。

水晶小屋。

ここは最高のロケーションだ。

槍や表銀座も一望できれば、薬師・黒部も全て見える。

130807_36

久々に近くで槍を見た。嬉しい。

三俣山荘の小屋入り前にブナ立て尾根から上がって、雲~双六~笠ヶ岳~三俣に戻って小屋入りする

大縦走を試みるも、大雨&強風で烏帽子小屋~三俣山荘でそのまま小屋入りしてしまった私。

目の前に見える烏帽子から野口五郎岳の稜線を眺めながら、

も:『あの野口五郎からここ水晶までなんて、大雨でガスで視界がなくって全く前が見えなくてさ。

雨の流れる線で全部が道に見えるわ、靴の中から下着まで全部濡れて寒いわ、水晶小屋も空いてなくて

誰も通らなくて本当に心細かったよ。源流碑までも雪で道が全部隠れてて。』

ひ:『どうやって歩いたの?』

も:『ただひたすらコンパスと地形図見て。矢印の方向に進むだけ。』

大風雨の中、風にめくれる地図を抑えながら、進むのみ。目で確認できる指標物が全くなかった。

あ:『すごいね。』

も:『うん。あんなに心細くて大変だったのはあの時が一番で、今でもないよ。』

嘘の様に穏やかで綺麗な稜線を眺めながら続ける。

も:『でも晴れてたら、こんなに白くて綺麗な山だったんだね。』

あの時は、源流碑まで10回以上前に後ろに濡れた草や木道ですっ転んだ。

叩きつける雨はザックの中で溜まり、最初24.5kgだったザックはゆうに26kgは越えていただろう。

捻挫にしろ、大雨の中の山行にしろ、楽しいとは言い難いここのルートを何とか楽しい記憶に変えたかった。

それが今回、最高のシチュエーションで叶ったこと。

それはやっぱりさんぱちさん達や健ちゃん、そしてタトモさんと薬師のおじさん達やあっちゃんひろちゃんの

皆がいてくれたお蔭に他ならない。

夕景を眺むる登山者達。

130807_37

昨日までの悲しかった気持ちから元気になれたのは、全て皆様のお蔭です。

記念に三人で一枚。

130807_38

 今日は最高の気分です。

この日ばかりは自炊をやめて、初めての小屋食。

テーブルで一番の大盛りお変わりしたことは、言うまでもありません。

130807_40

 普通のお米が最高に嬉しかった。

天気もそうですが、この日は縦走をスタートさせてから最高の一日となりました。

130807_39

<続く> やっと折り返し地点。頑張りますので応援ポチコを。

コメント

  1. きっと より:

    よかったですねー。
    手に汗握りながら読ませてもらってましたよー。

    ちょっと考えたんですけど、もんきちせんせーは
    「もおすけよ、もう そなたに教えることはなくなったぞよ・・・」
    と去って行かれたのかもしれん、と。

    あ、ごめんね、ごめんね。泣かないでね。
    おばちゃん、そんな気がして仕方がないのですよ。

    明るく試練を乗り越えて立派に山おんなに育ってくれてありがとう。
    おばちゃんは嬉しいだよ、((T_T))
    (なんのこっちゃ?)

    • moosuke より:

      きっとさんへ

      ハイ、私も全くそう思います。何人かの人にも同じ様な事を言われましたし。
      次の大切な何かが入るために、もんきち先生がお出かけしたのかなぁ・・・と。
      今でも写真を見ると会いたくなってしまいますけどね。
      ご縁があれば、いつかまた会えるような気もしています。
      ばったり誰かのザックのポケットに入ってたりして。
      『もおすけ、おひさ。帰ってきたよ。』ってね。

      でも、とにかく皆さんの笑顔や優しいお言葉で、お蔭様で元気になることが出来ました。
      本当にありがとうございます。
      きっとさんはじめ、お会いしたことない沢山の方々にまで心配して頂き、
      本当に私は幸せものだなぁ、と思います。

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