先日の雪山から、何だか熱っぽい私。
あれ?
風邪?
いつもはお店で季節感なく半袖でいる私ですが、この日ばかりはフリースを着込む。
そしてお店を閉めてから、てんちょに報告。
も:『てんちょー、私、恋わずらいか風邪なのか。何だか熱っぽいんですよ(だから早く帰して)。』
そしたらてんちょ、
店:『あのな、お前にはわからないと思うけどな、恋患いってのは相手が居てなるものだ。』
・・・・・。
キィーーーーッ!
結局、早く帰してもくれませんでしたし(本当にほっぺ赤かったのに)、加えて
店:『お前も(ラブラブなイデぞうみたく)早く作れ。』
ですって。
これが熱出して、体調崩してる部下にいう台詞ですか?
皆様おぱようございます、おさるのもおすけでございます。
すわ風邪か?と思った発熱ですが、どうやらいつもの毒出しだったようで。
今じゃすっかり元気です(もともと丈夫な私。お母さんありがとう。)
なので本日も、ブログ更新。
室堂から上高地まで。
オンナ一人でテント担いで10日間の大縦走。
いよいよ完結編です!
女一人でテン泊大縦走9泊10日・22 完結編
2013年 8月11日 快晴
ご来光はテント場から。
雲海大好き。
今日はイチさんは大天井まで、さぶちゃんは双六まで、そして私は上高地まで。
各自朝食を摂って、テント撤収。
テント撤収するさぶ。
豆粒なオイラです。
三人出発する前に珈琲でも飲もう、とイチさんの誘いで北穂テラスでMorning coffee。
無防備なさぶ。
カメラに全く興味なしのオイラです。
日が照ってくると共に、暖かくなってきた。
今日も暑くなりそうね。
ところでさぶちゃん、いつの間にこんな立派な背中になったの?
なんだかどんどん おやびんに似てきてるよ。
骨格そのものが、おやびんに似てるさぶ。
最近クライミングにはまっちゃって、お蔭ですっかり私は遊んでもらえません。
そのうちおやびんみたく、腕が前足になっちゃうんでしょうね。
閑話休題。
三人で珈琲を飲んでから、無事に縦走完結できることを祈って それぞれの道へ。
元気に出発です。
—–
私は当初、大キレットを越えれば満願成就、涸沢から上高地へ下山で考えていた。
でも。
一昨日の槍ヶ岳を思うと、涸沢の沢山の皆さんと馴染めないまま、すれ違い渋滞に悩まされ・・・
と思うと、このまま涸沢~上高地のコースがブルーに思えてくる。
ならば、いっそ涸沢岳~奥穂~岳沢~上高地?
いやいや、何もそこまでしなくても。
で、一瞬思案した挙句、結局こちらへ。
行っちゃいました、涸沢岳まで。
で、穂高岳山荘では、冬山講習で一緒だったアイちゃんに再会。
そしてここでも(そういえば北穂のテン場分岐でも)ガイドのなかじーに会う。
ほんと、最後までいろんな人に会える旅だなー。
奥穂のテラスで昼食を作り、休憩してから山頂へ。
そういえば、ここは霜が降りて寒くて怖かった3年前の10月以来だ。
あの頃の記憶とは拍子抜けするぐらい、楽しく登頂。
ここまで来ちゃいました。
この奥穂山頂でカメラのバッテリー切れたりと、最後までお騒がせのワタクシでしたが(皆様ゴメンナサイ)
この後、岳沢までガシガシ下り、そして疲れて岳沢小屋で靴を脱いで足を冷やして休憩したら
すっかり復活して、再びガンガン下って。
上高地に着きました。
結局、約二日分の食料(つまりアルファ米)を残し、無事に下山。
まだ食料残ってるんなら、お風呂だけ入って食糧買い足して、また室堂から一周したいよ、と
本気で思える私って、どこまで山好きなのだろう。
ソロでテン泊大縦走。
とにかくクマが怖いのと、一人が寂しくなっちゃってテント泊が楽しめなくなっちゃったらどうしよう、とか
不安とワクワクてんこ盛りで臨んだ今回の大縦走。
実際蓋を開けてみれば、沢山の出会いと楽しい時間と最高の景色だらけだった。
もんきち先生を落としてしまうという、私にとってはこの上ない寂しく哀しい出来事もあったけれど
それでもこの縦走は楽しかった、と笑顔で言える。
少しは頑張れたのかな、私。
でもきっとそれは、この旅でお友達になれた あっちゃんひろちゃん・tatomoさん、アキコさん&めぐちゃん。
そして一緒にもんきち先生を探してくれた、さんぱちさん・きいちゃん・健ちゃん、双六のケイちゃんに
アイちゃん。水晶のナミちゃんや三俣の圭さん&あつこさん。
ばったり再会の、とだっちやお店のお客様。
無事に北穂まで辿り着いてくれたイチさん&さぶちゃん。
沢山の皆様のお蔭に他なりません。
皆様、本当にありがとうございました。
人は、人を介してでなければ成長できない。
これは私が大好きな言葉なのですが、正に真理だと思っています。
自分一人で出来ること・学べる事なんて、たかが知れている。
もし、今回の縦走で何か少しでも成長できたなら、それは間違いなく皆さんのお蔭。
私がいつも元気でいられるのは、お山と沢山の人と 繋がっているから。
この二つのパワーを沢山頂いているから、と言っても過言ではありません。
お山で会った皆様も、そしてこの長い縦走ブログを読んで下さった皆様も。
本当にありがとうございました。
また、お山の上で会いましょう!
2013年 夏
沢山の感謝を込めて。
コメント
室堂~上高地は夏の一大イベントでしたね。
いや、人生においてもなかなかのイベントですね。
定年したら、やりたいなー。
私もテン泊マニアの一人としてお聞きしますが、どこのテン場が印象深かったですか?
雪山もノボッテマスヨー☆
ブッチくんへ
天気とか一体感とか色々な空気感がその時良かったせいもありますが、薬師のテン場は幸せでした。
水もジャカジャカ出ていたし。
あの程よい狭さも良かったなー。
また行きたいテント場です。
思ったよりいまいちに感じたのが雲ノ平のテン場。
tatomoさんの言う通りでした。
黒部五郎のテント場も、風景が良くて素敵です。
でもここは小屋食が最高なので、小屋泊まりでも楽しいかも。
ここもお水は豊富です。
残念ながら双六から涸沢方面に静かな空気は流れていませんでした。
山は静寂。
会話し合える人数がいいですね。
冬山されるなんて最高です。
是非ご一緒しましょう!