天気が良いと、また山に行きたくなってしまう
頭のおかしいもおすけです。
皆様おぱようございます。
だって夏ですもん。
山好きなら、今行かなくていつ行くの!って感じでしょ?
ずっとずっと登っていたい。
本当に山が好きな人なら、そう思いますよね。
でもね、体が動かないんですよ、だるくって。
動けないほどだるくて、足の裏もまだ痛いのに
天気が良いと山に行きたくなってしまうって。
自分でもイカれてるなぁと、今朝、心底思ってしまいました。
下山した時は「当分、山はいいや。」と思ったのに
「ゆるーいご馳走山行ならしたいなぁ。」とか思ってしまう自分が怖い。
そんなオソロシイもおすけが送る、北アルプス大大大縦走。
上高地から日本海を目指す報告・その1です。
【もおすけ日記・女ソロでテン泊大縦走2015年8月2日】1上高地~親不知まで・上高地スタート&今回の忘れ物
2015年 8月1日 前夜
仕事を終えて、早々に準備をする。
前日は、沢渡で車中泊。
朝一で上高地へ向かいました。
2015年 8月2日 一日目 快晴
前日のザックの計測は20.5kg。
ここに朝に買ったおにぎりやパン・コーラやあれこれ足したので、
総重量は約22kg。
わお、過去最軽量じゃないですか。
これはちょっと自慢です。
22kgしか担げないとかじゃなくて、12日間の縦走なのに
22kgで抑えられた。
昔なら一週間でも23kgはいつも超えていたもんなあ。
それだけ無駄なものが多かったってことですね。
だって今回は、おやつも過去二回より多めだし、
ご褒美食(肉系)も入ってるもん。
なのに22kg。
それもそのはず。
今回は二日目にして、あの涸沢岳&大キレットの通過が待っているのだ。
できるだけ軽量化して、確実に且つ安全に通過しなくてはいけません。
そのための最軽量。
なのに、何故か私の体重は過去最重量の51.2kg。
・・・・・
これじゃあせっかく軽量化したのに、足にかかる負担は
トータル変わらないじゃないか。
がっくし。
で、スタートの上高地で一枚。
まずはここから。
これからあっち行くからねー。
ずっとあっちまでだけどねー。
雲一つない晴天。
去年と違って今年はいいぞ。
実は去年は雨台風と最悪だったが、今年はいい天気の予感がしたのだ。
(言うと言霊の力が薄まるからこっそり思っていた。)
何度も見ている上高地の景色も、やっぱり大縦走の時は違って見える。
でも。
この平地を歩くだけで、右膝の外側に違和感を感じる。
大丈夫?
でもでももう始まっちゃったんだから、後は気合で乗り切るしかない。
残月と焼岳。
と早朝の散歩をする観光客たち。
上高地で一泊でのんびり、とかいいなぁ。
過酷山行もまだ始まっていないのに、そんなことを考えてしまった。
そしてそして、岳沢へ入っていく。
上高地から槍沢で槍じゃないの?
ってよく言われたんですけど、ハイ、槍じゃないです。
だってあのだだ長い登りが嫌いなんですもん。
そして岳沢小屋にはアイツもいるし。
と、サクサク登る。
違和感感じる右足は、小屋でストレッチして軽減させよう。
これから長い。
大縦走はコースタイムをショート等よりも、
不調なく最後まで歩きレ切れるかが大事。
故障なく最後まで歩き通す(って今回は最初から故障気味だけど)。
なので、歩き始めはゆっくりと。
荻ちゃんの言葉を思い出しながら、ゆっくり上がる。
小屋に着いて、コソッと「すみませーん。」。
中から感じの良いお姉さんが出てきてくれてホッ。
も:「すみません、これを栗の助が見ていない時にSさん(支配人)に渡して
”栗の助が見ていない時に開けて下さい。”って伝えて下さい。」
は?って感じのお姉さんだったが(当然だ)、
ソフトに素性と事情を説明して渡す。
渡したのは、もちろんスミ子。
皆さん、スミ子はとうとう神になりました。
えべっさんのお飾りにジャストサイズで紛れるスミ子。
ええ、大縦走の大荷物の中に、わざわざこの子も担いできたのよ。
Sさん宛のメモには、
も:「小屋の神棚か栗の助の枕元に、コソッと置いてやって下さい。」
と書き添えて。
任務完了!
ヘリポートにいるという栗の助に会いに行く。
どうでもいいけど岳沢、見たことないくらい虫が多かった。
手すりに掴まろうとすると、びっしりと虫。
恐ろしかったです。
で、栗の助。
小屋番らしく、日に焼けてました。
焼き栗ね、プププ。
働き者の栗の助は、アタシのコーラを見るやいなや、
く:「コーラ、飲んでもいいっすか。」
も:「いいよ、まだいっぱいあるから。」
グビグビグビ。
く:「うめーーーーっ!もうちょっと飲んじゃお。」
グビグビグビ。
コーラうまいっす。
普通、小屋の人が登山者の貴重な水を飲まないよねぇ。
この後もおすけが、初めて山で水分不足となり、
軽い脱水症になるとは知る由もなかったのでした。
<続く>
■今回の忘れ物
今回は二日前にほぼパッキングを終わらせる周到さだったのですが。
アルファ米の計量で使った愛用のシェラカップを、洗って水切りに入れたまま
忘れてしまいました。
これです。
これ、持ちやすいし計量目盛りが付いているから、本当に使いやすい。
忙しい朝食時、ごはんとお味噌汁を食べている間にコーヒーも作りたいので
カップは2つ持参するのですが、愛用のこっちを忘れてしまいました。
一つは持って行ったので、アルミのカップ一つでも事足りたのですが、
やっぱりスノーピークのシェラカップの方が断然いい。
・冷めた時、極弱火で温め直せばカップの縁は熱くならずに飲める
・とにかくハンドルが持ちやすく、滑り落としにくい(特にグローブしている時)
・水の計量が出来る(ドライフードの計量は間違えると残念なことに・・・)
・チタンで軽い(108.5g)。
もおすけ的には、これを上回るシェラカップはないと思っています。
シェラカップを片手に、コーヒー飲みながら遠くの稜線を眺める。
まさに至福の時間なのでございます。
今回は大縦走で頑張ったから読み逃げ禁止です(つまりポチコを・・・)
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