もおすけです。
今、季節的に登れる山は、大抵一度は登った所。
ならば本日、久し振りに新しい山に挑戦しようと雨続きで山に行けずストレスMaxの私は
早起きして一人出かけた。
【おさるのもおすけ日記】笑顔の源
2014 5 27
事前に調べるのが面倒くさくて大嫌いな私は、登山口に着いてから火山の警戒レベルが1で
ここがメジャールートでない事を知る。一応登れるけれど、天気もまだ暗いし、
クマ注意の看板だけでもう嫌だ。
急いで別の山に変える。
そして着いたのが、本白根山。一応百名山だ。
荷物が軽いのでガンガンと登り、着いたはいいがそこは遊歩道最高地点。
ちぇっ、また間違えた。
登山道よりも、登山道につくまでの一般道で(つまり国道で)、どれだけ間違えた事か。
地図見ながら、信号見て看板見て。
もうそれだけで登山口に着いた頃には、目の疲れから頭痛がしてると言うのに。
あーーーーまた間違えちゃったよーーー。
今日は、ほんとツイてない。
まあこんな日もあるか、ってことで戻って登り返し とりあえずの記念撮影。
セルフで証拠写真!?も。
見晴らしはそれなりにいいし、飛ばして登ったからそれなりに運動にもなった。
でも、なんかいつものパワーを貰った気がしない。
元気が増えた気がしないのだ。
ひとまず駐車場に戻って、湯釜を見に行く。
多分もう来る事はないでしょう、ってことで。
そしたら、こっちの方がテンション上がりました。
アタシもこっちの方が嬉しそう。
で、密かに絶対ここに寄ろう、と決めていた場所へ向かう。
相変わらず元気が増えた感はなかったけれど。
—–
確か20年くらい前。
スキーの帰りに慎達が寄ってくれたのがここだった。
ゲレンデにさえ行ければどこでもいい、という当時の私はどこに向かっているかも興味なく、
友達の運転任せで雪さえあればそれで幸せだった。
でも、初めて見るここの風景はすごくインパクトがあって、視覚的にはっきりと覚えていた。
強硫黄泉に浸かり、温泉饅頭を食べ、今日はこれでいいだろう。
でも、高いガソリン&有料道路代を払ってまで来る所か?あの山は。
同じお金をかけるなら、二度三度でも白馬や北穂の方がいいな・・・と実感。
やっぱり百名山は、ゆったりのんびり行ける老後の楽しみに取っておく方が正解だ。
それがわかっただけでも今日は勉強になった。
帰り道、寄れればいいけどどうだろう、と思いながら次へ車を走らせる。
それは友人・シマちゃんの所。
帰路から少し外れてて、早朝から一人でずっと運転(迷いまくり)で疲れてるけど、
こんな時じゃないと寄れないし、とまたもや行き過ぎたりして迷いながらも何とか到着。
残業中の彼女は忙しそうに働く中、とてもびっくりして、でも喜んでくれた。
まだ仕事が少し残っていると言う彼女と少しだけ話して、車に戻る。
以前、写真を送ってくれた可愛い職場の様子をこの目で見れただけで満足。
そして車を走らせている途中で、気が付く。
ほんの数分だった。
にも拘らず、彼女と話した短い時間で今日一番の充電が出来たと実感した。
私はいつも、『山に登ってパワーを貰っている。』と思っていた。
実際、山の高低に拘らず、それぞれにリフレッシュでき充電できた(勿論高い方が好きですが)。
でも、それだけではなかったのだ。
誰と一緒に登るか。
それがこんなにも大きく作用していたのか、と自分でも驚いた。
今日だって、2000m越えの山に登ってきたのだ。
それなのに、全く元気を貰えなかった。
でも。
ほんの数分話せただけで、シマちゃんは今日一日の物足りなさと疲労を払拭し、
そして満ち足りた気持ちにさせてくれた。
今日はシマちゃんとは登っていないけれど、それでも山に登った時に近い充実感があった。
山からパワーを貰っているだけではなかったのだ。
一緒に登ってくれるその人達から、私はものすごく沢山のパワーと幸せを頂いていたのだ。
夕日に向かって飛ばす車の中で、それに改めて気が付いた時、私は涙が出そうになった。
いつもすれ違う登山者に『元気だねぇ。』『しんどい道なのに楽しそうに登るねぇ。』と言われていたのは、
山の中に居たからだけでなく、大好きな皆と登っていたから。
私がソロ登山を好きではないのには、様々な理由があるけれど
それ以外で今日知った、ソロがつまらないと感じる理由。
頭ではわかったつもりだったこの事を、余りにもわかりやすく体感した一日でした。
シマちゃん、本当にありがとう。
そして今までもおすけといっしょ登ってくれていた皆さん、本当にありがとうございます。
お山とみんな。
両方揃ってこそ“もおすけ元気印”となる事を、遅まきながら知りました。
2014年。
もおすけが大好きな皆様。
今夏も、もおすけといっしょに登ってください。
もおすけの笑顔の源は貴方達でした。
だからどうぞ、よろしくね。
ペコペコリ。
追記: 登坂車線と中央線。間違えて中央線を越え反対車線を爆走し、対向車が来て大慌て。
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