先日ここで、累積標高計算するのめんどくさーい、って書いた後。
さぶちゃん・トシくんに山行く集合場所と時間を決めるメールをしたら、
トシくんからこんなお返事が。
ト:『9:00には登り始めるとして、逆算苦手な誰かさんのために計算すると・・・』
キーーーーーーッ、トシくん言ってくれるじゃなーい!
違うわよ、計算苦手じゃないのよ。
面倒くさいのよ!
そんな天下一面倒くさがりとも言えるもおすけが送る、大縦走記。
バカ尾根さんからの報告です。
【もおすけ日記】2014南アルプス大縦走・5まだまだ仙塩尾根
2014 8 7 晴れのち曇り
AM5:18 に仙丈小屋を出発した私は、伊那荒倉岳を過ぎ、AM8:30に独標に着く。
ここは樹林帯の多い仙塩尾根で数少ない見晴らしのいい場所。
せっかくだもの、荷物を下ろして行動食タイム。景色を堪能しよう。
右を見れば、スタート地点の甲斐駒ヶ岳。
その左横には、仙丈ケ岳。
どちらも白くて美しい山です。
朝食の残ったアルファ米を食べていると、向こう側から大きなザックを背負った女の子がやってきた。
ただでさえ、すれ違う人が少ない南アルプス。
しかもこんな眺めのいい場所で、山ガールに出会えるなんて。
めっちゃ嬉しかった。
ので、話しかけた。
大きなカリマーのザックを背負ったさっちゃんは、聖方面からやってきたと言う。
確か6泊7日かな?
この後天気が崩れるから、間に合えばこのまま北沢峠まで降りるかも・・・と言っていた。
しんどいと言われる南アルプス縦走。
そんな中で私以外でも頑張っている女の子がいる。
彼女に会えた事は、私にとってはこの後一人で歩いている時も大きな支えとなりました。
せっかくだから記念に一枚撮らせて頂く。
20分ほどの休憩時間でしたが、すごく元気を頂けました。
名残惜しいけれど、先はまだまだ長いので出発です。
足元に気をつけながら歩いて、でも最後に振り返ると。
ニコニコ笑顔のさっちゃんは、こちらを見て手を振ってくれていました。
私も手を降って返しましたが、嬉しかったなぁ このストックふりふり。
この後しばらく 嬉しさが体中を充満していて、ずっと一人ニヤニヤしながら歩いていました。
でもねぇ。
さすが仙塩尾根さん。
やっぱり一筋縄じゃあいきません。
あっさりと樹林帯に入り、再び登って下って登って下って。
7つ目の山頂・横川岳2478mに到着です。
そして道は更に悪くなる。
道迷いしやすいなだらかな稜線には、ピンクマーカーがしてくれてあるので迷いはしないけれど
道が荒れている。
これだけ小屋と小屋の間が離れていたら、登山道整備もままならないかーとか思いながらも。
こんな感じの山の中を一人で歩いていきます。
いやー、天気が良くてよかったです。
ここ、雨の中だったら最高に心細くて怖かったと思うわー。
晴れてて良かった、と神様に感謝しながら。
感謝してたら。
道はどんどんハードになってきて、急登急登。
そしてこれです。
怖くはなかったんですけどね。
急なんですよ。
しかも地面が岩じゃなくて、崩れている土。
海辺の砂浜よろしく足を置いてもずり落ちる。
これ、笑っちゃうくらいしんどかったです。
荷物も重いから余計ずり落ちるし。
なんじゃこりゃー、って笑いながら登りました。
ようやく大変だった急登を越えて。
振り返ったら甲斐駒さん達は、あんなに遠くに。
もおすけ頑張れよー。
うん、頑張るよ。
だって視界が開けたら、山頂はまだまだあんなにあるんだもん。
うそでしょ。
一番右が目指す山頂・三峰岳。
・・・・・。
ここまでで、すでに7時間。
ながっ!!
そうです長いんですだからバカ尾根っていうんです。
山頂までは果てしなく遠い仙塩尾根。
なかなか山頂に着けないのは、もおすけブログも同じってコトで。
続きは明日。
もおすけでした。
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