せっかく現行に追い付いたのだから、と
毎日頑張って更新しているもおすけです。皆様ごきげんよう。
それにしても、誰とは言わないさんぱっちん。
アンタ、それなりに大変な山行してきたんだから
もっと書き込みなさいよーーーッ。
最近、前枠も端折って横着してるでしょ。
アタシなんて、こんだけ書き込むのに毎日どれだけ時間かかってるか。
てか、どうして私は文章を短くすることが出来ないのだ??
これでも山の一日の中で起きた出来事や会話を、
極力端折ってるつもりなのに。
ナゼダロウ。
ドウシテダロウ。
おやびんブログみたく、チャチャって書き上がる写真メインの
ブログにできたら、さぞ楽だろうに。
なんでデキナインダロウ。
でも、ここで喋って(書いて)おかないと、もおすけ窒息して
倒れちゃうかもしれないから、やっぱり書かせて頂きます。
こうしていつも前枠からして長い親不知オンナもおすけの、
ソロでも頑張る北アルプステン泊大縦走。
初の針ノ木小屋の幸せな時間の報告です。
【もおすけ日記・女ソロでテン泊大縦走2015年8月7日】上高地~日本海・親不知まで 11針ノ木小屋の夜
2015年 8月7日 晴れ
蓮華岳山頂でおやつ休憩したら。
後は下るだけなので、ゆっくりのんびり。
ああ、やっぱり山はこうでなくっちゃね。
だってこの景色だもの。
前に見えているのが、針ノ木岳。
明日はここを登って、写真の右へ向かってずーーーーっと歩きます。
しばらくすると、針ノ木小屋さんが見えてきました。
可愛い小屋ね。
更にてくてくてく。
早く着きたいよー。
小屋が見えてからが長い、山のあるあるマジック。
うれしくってテケテケと早足で降りていきます。
AM10:30に針ノ木小屋に到着。
まだ10:30ですよ?
遊び放題じゃないですか!!
まずはテン場にザックを下ろし、お財布持って受付へ。
でも残念ながら、気に入るご褒美的おやつは見つからなかったので
水だけ買って、テント設営。
お湯を沸かし、いつもの儀式。
お疲れもおすけ。
おやつの時間だよ。
本日もカステラとCoffeeで。
因みにこのカステラ。
保存料とか入ってないのに、まあまあ常温保存が可能なので有難い。
バウムクーヘンよりしっとりしてるし、たまごたっぷり感が嬉しいし。
難を言えば、重いことくらいでしょうか。
(しっとり=重い、でございます。)
そしてやること(=着替え・体拭き・洗濯物干し・テント内の整理整頓)やってから
ゴロンと昼寝。
あー最高だー。
恥ずかしながらもおすけ、初めて大縦走を満喫した気分です。
ここまでは常に巻き返しと天候の不安・岩稜帯への不安が
てんこ盛りでしたからね。
まだ八ツ峰キレット・不帰の剣は残ってるけど、何とかなるでしょう。
昼寝から起きたら、徐々に疲労がたまって痛くなりつつある右足を
伸ばしておこうと小屋のベンチへと向かったのでした。
小屋のベンチには、夏山を満喫している人で一杯。
お一人で座っている男性の横が空いていたので、断って横に座らせて頂く。
足の裏モミモミしながら、地図を見る。
うーん、明日は冷池までだからコースタイム9:55。
また10時間コースだね?
とか思いながら見ているうちに、どちらともなくお隣さんと話していると、
なんと横にいらっしゃったHさん。小谷村のガイドさんと知り、びっくり。
でもねー、素人の方じゃないなーとは思ってたんですよ。
ガイドさんて、発しているオーラが違うんですよ。
ああやっぱり、と思いつつもそこから話が広がって、
白馬山荘時代の常駐隊のTさんYさんNさんAさんMさんの話から、
他のガイドさんの話まで。
Hさんも私が白馬山荘時代に、ガイドで来ていたとわかり。
うーん世の中狭いなぁ。
なぁんて話していたら、向こうからやってきたガイドさんに挨拶するHさん。
あれ?
常駐隊のYさんじゃないですか!
そう、今日はガイドとして雪渓から上がってきたとか。
Y:「あれ?2人知り合い?」
M:「いえ、今日初めてですけど。」
Y:「今日、この後Nさんもここに来るよ。」
常駐隊のNさんはパトロールで今日はここに。
その後、Nさんも到着されて、プロの皆々様にこれからのルートや
栂海新道のアドバイスを頂く。
白馬山系を通れば、誰かに運が良ければ逢えるかなぁと思っていたのだが、
こんなに大勢の方にお会いできるなんて。
やっぱり白馬は私にとってホームグラウンド。
懐かしい方々にお逢いできただけで、嬉しさと安堵感がこみ上げます。
テントに戻って、夕食の準備を。
まずはこれから。
なめこと平茸。
水で戻します。
本日のメニューは、山の定番・お茶漬けペペロンチーノ。
先生には華を添えて頂いております。
そう。
こういう登山口から短時間で登って来れるテント場ではご馳走を。
長期縦走の鉄則だと学んだ私。
ビコーズ何故なら。
皆さん一泊でご馳走担いでる率が高いから。
横で焼き肉とかソーセージとか焼かれた日には、その匂いに釣られて
歩み寄ってしまいそうになります。
フッフッフ。
だからもおすけもご馳走を。
そう、食料準備編には敢えて載せていなかったこの子が登場です。
地鶏の炭火焼。
真空パックで軽く、常温可能・缶詰よりゴミの処分も楽で◎。
オリーブオイルで、この地鶏を炒めたら・・・
うーん、たまらん!
そこに味付けはお茶漬けの素。
これで作ったパスタ、すっごく美味しいんですよ。
茹でてる間に、明日の朝食の準備も。
お赤飯in塩昆布・生姜・干し梅
「お食事の準備が出来ましたよー。」
ワァーイ。
ナスの味噌汁は豚汁風に。
日が傾き始め、明日行く山々のシルエットも美しく。
遠くに爺ヶ岳・鹿島槍ヶ岳。
反対側は、遠ーくに穂高の山々が。
槍は雲の中。
偶然、お向かいのテントの方がブログ読者さんで、お話出来たり。
思いもかけず沢山の方にお逢いできてhappyなテント場になりました。
話は変わりますが。
ここのトイレ、かなり好きです。
風のせいか?無臭だったのもあるんですが、窓がいい。
和式なので丁度座ると目の前にこの景色が。
穂高を眺めながら御排泄を。
あんまり気に入ったもんだから写真撮りましたが、
便器に落とさないかヒヤヒヤしました。
夕暮れ時には、槍にかかっていた雲も切れて。
あそこから長かったなぁ。
でもまだ半分も来てないしなぁ。
ま。
そうだねもおすけ。
この日は、もの凄く星が綺麗で。
天の川までくっきりと見え、眠るのが惜しいほどの夜でした。
<続く>
持って行ったタオル類は、これが全て
今回、私が持って行ったタオル類(拭くもの)は、これが全てです。
・しまちゃんがくれた黒百合ヒュッテの手ぬぐいは、日よけ&体拭きに。
・グレーの速乾性タオルは、テント内やインソール、濡れた足先などB級エリア用(要は雑巾)
・綿のタオルは、心が疲れた時に顔を拭くタオルとして
・ファイントラックのナノハンカチは、山のお風呂的存在。
詳しい名のハンカチのレポはこちら→5・今年の大縦走は暑いったらなかったわーby槍ヶ岳
本当は綿のタオルは無くても事足ります。
ですが去年、連日雨続きで寒くて濡れた体でテントに入って、
乾いたタオルを顔に当てた時。
ものすごくホッとして安らいだのが忘れられなくて。
ああ、あったかい。
それだけで、疲れが取れると言っても過言ではないほどしんどい時もある。
ここぞの時のふかふか(でも乾きを考えて薄め)は、人を幸せにしてくれます。
ファイントラックのナノハンカチ と手ぬぐいは必携ですが、
縦走中は全て大活躍。
最軽量なら、綿のタオルなしでもOK。
どこまでシビアに装備を削れるか。
逆に山行によっては、どれをプラスする価値が有るか。
山もブログもそうですが、情報をそのまま真似したり鵜呑みにするのではなく、
貴方なりの物差しで考えて決めていきましょう。
もおすけでした。
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