驚いたことに。
更新サボりまくっていたら、ランキング激しく落ちて12位まで下がっていたと言うのに、
久し振りに更新したら一気に3位。
皆様本当にありがとうございます。
しかも季節は冬山だと言うのに、ブログ上は秋山という体たらくぶりなのに。
つくづくありがとうございます。
では、眠い体に鞭打って本日も更新して行きましょう。
お誕生日山行2でございます。
【おさるのもおすけ日記】2013年・誕生日山行2
2013 10月 5日 雨
登山口の場所もあいまいな記憶で、でも地図を出してみる時間さえ勿体ないしめんどくさい。
ジーコロジーコロと、電話をかける相手はこの人。
も:『あ、もしもし、さぶちゃん?』
さ:『今度は何ですかっ!?』
も:『あのさぁ、登山口ってどこだっけ。』
皆様、こんな登山者になってはいけません。ダメ登山者もおすけ。
でも呆れながらも、 さぶちゃんは丁寧に教えてくれる。
ありがとう、さぶちゃん。じゃあ行ってくるね!とお礼を言って電話を切る。
とにかく急がないと。コースタイム1時間半は縮めないと。
ぐんぐん進んでいくと、こんなきのこが。
これ、なんて名前?
急いでいるから写真も少ない。でもまぁ雨ですし。
ぐんぐんと登っていくと、おぼろげに覚えている道。
あの時は前夜、興奮のあまり1時間も眠れずに登り始めて、加えてザックの重さが全て肩にかかって
気持ち悪くなって、生まれて初めて視界が狭く白くなったのを経験したっけ。
一緒に行った ちくりんのザックと交換してもらって、そしてここで覚醒して復活したんだった。
嗚呼、懐かしい景色ね。
当時もそんなに怖くはなかった刃渡り。あの時と同じガスガス&小雨の再会。
そう、ここは私が初めて登った高い山。
甲斐駒ヶ岳・黒戸尾根。
2009年の10月3日、初めて山に連れて行ってくれた お師匠とちくりんと登った記念すべき山なのです。
今なら一人で登れるんじゃないか。
そして今でも、あの岩場は怖いのだろうか。
正直あの時の核心だった岩場は、かなりドキドキものだったけれど、今ならどうなのだろう。
行ってみなけりゃわからない。
行けなかったとしても!?
いや、大キレットも行けたくらいだから行けるんじゃない?
気持ちがグラグラ、あっちとこっちを行きつ戻りつしながらも、それでも答えが欲しくって決めたソロ山行。
テント担いで訪れたのです。
風もなく、ガスまでもあの時と同じ雰囲気のままで刃渡りを無事通過。
嗚呼そう言えばこんな風景もあったなぁ、確か苔がすっごく綺麗で写真撮ったよなぁ
などと思いながら、それでも急いで歩いていく。
そう、そして頭が痛いのも前回と一緒。
ここは急いで上がると具合が悪くなるんです。
なぜならここは日本一の急登。
そして今回は、テント泊山行の荷物を担いで急いでいるわけです。
酸素が足りなくなっても当然のこと。
あああたまいたい。
でも前回学んだ私は、今回は早々に頭痛薬を飲む。
そうこうしているうちに、ホッと出来るこの場所へ到着。
ここからのこの風景は、ものすごく覚えている。
そう。
以前は小屋があった五合目の小さな広場へ出る道だ。
ここで前回と同様、休憩を取る。
すれ違う人は数名ほど。
前回はソロのお兄さんたった一人だけだったから、やっぱりここでも登山人気は伺える。
ご年配の女性の方に、まあまあテント泊の荷物でここのルート? え、あなたお一人??
と、ものすごくビックリされた。
確かに雨の中のここに、あの頃の私が居たら こんなアタシにビックリする。
そして刃渡りを過ぎてからは、アスレチックみたいで怖いのと面白いのとではっきりと道を覚えている。
そういえば、ここ五合目小屋跡で、お昼ご飯のおにぎりを食べていたら
目の前の霧がサーーッと引いて、間近に黒い山が見えた。
お:『今からここ、登るから。ここを越えたら七丈小屋だよ。』
と、優しいお師匠が悪魔の笑みを浮かべながら、ちょっと嬉しそうに言ったのを覚えている。
地図なんかすっかりお師匠任せで、どの辺りを登っているのかさえ把握していなかったあの頃。
いやいやいや、それはないって。
嘘でしょ、今からまだ一山登るの?
私とちくりんは大騒ぎをした。
どうしてここに小屋を再建してくれなかったんだ、と憤りさえ感じたものだ。
それが今では、一人で地図を見ながら(朝は横着してさぶおに電話したけど)テント担いで登っている。
自分でも何だか不思議に思う。
そして懐かしい吊り橋が。
紅葉が綺麗でした。
ここからが大変なのよねー。
鎖場とか梯子とか。
そして核心の鎖が垂れた屏風岩。
確かもうすぐな筈・・・
こんなに簡単じゃなかったから、この先かな?と思って歩いていたら。
小屋に着いちゃいました。
あれ?
あんなに簡単だった?
嗚呼、台風とかで岩が崩落して登りやすくなったのかぁ。
と思って小屋のおじさんに聞いた所、崩落なんてないとの事。
あんなに怖いと思っていた岩場は、四年経ったらなんてことのない岩場になっていました。
嘘みたいな展開に、自分が一番驚いた。
そして小屋に着いたのが15:30分。
2時間ショートで着いた自分にも驚きでした。
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