今回の槍山行で、さぶちゃんが槍・穂高のガイドブックを家に忘れていきました。
それを伝えた所、『オレ間違えて二冊買っちゃったから、それあげるわ。』というので頂くことに。
で、先日就寝前に読もうとページを開いたら、はらりと白い紙が落ちて。
何かと思ったら、それはさぶちゃんが一昨年に縦走した室堂~上高地の縦走計画メモ。
持ち物や山行時間なんかが書いてありました。
うんうん私もコレ書いた。皆やることは一緒ね。
裏面には装備リストが。
(ツェルト)って、ツェルトで行くつもりだったの?この人。長期縦走なのに無謀よー。
結局テントにしたようでしたが(当たり前だ)。
そして更に読み進めていくと、こんなモノが。
酒?って、なんで?マークなのよ。
そしてなんで、ニコちゃんマークなのよ。
誰に見せるわけでもない装備リストに、自分でボケて自分で突っ込んで喜んでるさぶちゃんを発見して
思わず布団の中で爆笑しました。
この人ホントおもろいわー。
そんな親友を持つもおすけです、皆様おぱようございます。
皆さんの装備リストにはニコちゃんマークがありますか?
一見 うまい棒の横に書きそうで書かないもおすけですので、次回からはコレ真似しようと思います。
そんなもおすけ達の槍ヶ岳山行・4の報告、はじまりはじまり~。
G・W 残雪の槍ヶ岳・5
2013年 5月 2日 快晴
朝6時。テントを撤収して出発。
今日も暑くなりそうだ。
重なる尾根の向こうに、槍ヶ岳が見えるはず。
そう思うとワクワクする。
いざ、槍ヶ岳へ!
本日フル充電。バッテリー(シュラフマット)はいつもより高い位置にセットしております。
あのニコちゃんマークからは想像も出来ない位、決まってるぞ、さぶ。
テヘ、見られちゃった。
そして本日もカメラマンに徹するオトコ・さんぱち。
イヤこの天気、めっちゃテンション上がるわー。
確かに。
昨日のトレースだけが、くっきりと残っていて そして静か。
この静寂がたまりません。
山は、やはり朝。
朝の静かな気配が、たまりませんね。
そしてあの日影から日なたへ出れば、傾斜も加わって一気に暑くなる。
あづい~~、あづいよ~~~。
ウニちゃんの結婚式が控えてるから、いつもだったら荒天候でない限りバラクラバをしないさぶちゃんも
この日ばかりは日焼け対策。
そして暑い。
でも最高のお天気と景色だねー。
しばらくすると、槍が見えてきました!
みんなに人気の槍サマ。
日が照りだすと、途端に雪も解けてくる。
足を奪われ、暑さで体力も奪われ、山行時間の割には疲れも早い。
途中、おやつ休憩を。
さ:『あれがさ、常念じゃない?』
も:『あー、そうだねー。去年の今頃は、あっち行ってたんだよねー。』
そう言うと、なぜだか知らないけれど やたら満足気に水を飲むさぶちゃんと、
も:『そんな事より、おやつよおやつ。かっぱえびせん~♪』
勝手気ままな私。
と、こんな写真をいつの間にか撮ってくれているさんぱちさん。
いつもありがとう。全く気が付いていないよ、毎回。
さあ!槍も小屋も見えたし、もう少し頑張りますか!
と、登り始める幼稚園児二人。
一緒に仲良く通園なの~。
でも、このババ平から槍の肩の小屋までは遠い遠い。
見えてるのに、なかなか距離が縮まらない。
高度が上がれば、息も上がる。
とにかく日に当たると、体力の消耗は激しい。
再び休憩を取る私達。
さ:『この時期の槍は最高だねー。』
も:『そうだねー。ザザー。』
・・・ザザー?
かっぱえびせん、終わっちゃった。
皆さん、食べる事ばっかりと思っているでしょうが、もおすけ ちゃんと景色だって堪能してますよ。
綺麗な稜線・・・と思ったら、さんぱちクン発見!
この人、この辺りでバテてました。
口では『さぶ、もおすけ、頑張れよ。』なんて、遅れをとって到着したとは思えない発言をしていましたが、
明らかにバテてました。
いやでもこの傾斜はしんどい。
早く着かないかなー、と何度も思いながら、足を一歩一歩出す。
去年の夏、しまちゃんが『最後は泣きそうになりました。』って言ってた台詞を思い出し、納得。
ここはしんどいわー。
それでも、小屋が見えてると、早くあそこに着きたい!私は、ラストスパートで一番乗り。
肩の小屋に着きました。
小屋では、5日のこどもの日の為に、鯉のぼりが飾ってありました。
槍と鯉のぼり。
最高ね。
なんて美しい色彩。
やー、お疲れお疲れー、でもホント景色最高だねー、と三人が揃った所でお昼ごはん。
天気もいいから外で食べよう、とラーメンの準備に取り掛かる。
もちろんUV対策はバッチリよ。
もうこうなると誰だかわかりませんが、いいんです焼かない為なら。
ショッカー、鍋が倒れないようにガスを支える。
シ:『これでいいッスか?キィッ。』
暑がりさぶちゃんがここまで頑張ってる姿を見たら、ウニゾーもさぞかし喜んでいることだろう。
そして横では、車の鍵がなくなった!と本気で慌てるさんぱちさんが、荷物をおっぴろげて鍵探し。
出発前にテン場チェックしたからどっかにあるよー、結構シュラフの中じゃない?とあまり狼狽しない私は
黙々と三人分のラーメンを作り続ける。
そして無言でニヤリと笑うさんぱちさん。
本当にシュラフの中から出てきました。
深い深い裏銀座の山々は、まだしっかりと雪をかぶったまま。
こんな景色の中、山の上でラーメンを食べられるシアワセ。
さあ、食べ終わったら初の槍ヶ岳ピークにアタックします!
もうすぐそっちにも行きますからねー。
続く
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