2024年から計画していた、谷川岳登山。その谷川岳に登ってきた友達が言う。
友:『登ってきたのは爼倉。”本当の谷川岳”だよ。』
なぬ?爼嵓?本当の谷川岳??そもそも何て読むんだ?早速パプちゃんに聞いてみる。
爼嵓(まないたぐら)が「本当の谷川岳」と言われる所以とは
谷川岳の主稜線上にある最高峰
俎嵓(まないたぐら)が「谷川岳の本当の山頂」と言われる理由は、地元の人々や歴史的な経緯に由来します。もともと「谷川岳」という名前は現在のトマの耳・オキの耳のピークではなく、谷川本谷から見た俎嵓の最高点を指して呼ばれていたため、「本来の谷川岳=俎嵓」とされていました。
明治時代の地形図の誤記
明治時代に陸地測量部(後の国土地理院)が地形図を作成した際、間違ってトマの耳・オキの耳の二つ峰に谷川岳の名前を付けて、それを地図上で表記。
俎嵓の地形と信仰
俎嵓は双耳峰の一つで、谷川岳の水源でもあり、その岩壁群が山岳信仰の対象とされてきました。 谷川岳の名前が由来する理由には、水源である「谷川」であり、その流れを見下ろす岩壁群が谷川岳と呼ばれていた歴史があるためです。
トマ・オキの耳との関係
現在の谷川岳山頂はトマの耳・オキの耳ですが要約すると「地形図の誤記」「山岳信仰」「地元の伝承・呼称」の3つの視点により、俎嵓が谷川岳の本来の山頂と語られているのです。
perplexityより引用
ほほぅ、なるほどー。
谷川連峰は修験の山でもあり、山岳信仰においては俎嵓が「御神体」として扱われた時代もあったそうなので、地元の人は谷川岳=俎嵓だったんですね。
で、せっかく群馬遠征するならこの俎嵓。なんせ漢字がカッコいいし読めないし、歴史ある山だし登頂したい。でもって、日本三大急登の西黒尾根も登りたい。ついでに『馬蹄形縦走』って響きもカッコいいからやってみたい、というアタマ悪そうな思考回路で全部欲張ってやってみたいと考えています。
どうなることやら。
で、その前に山行報告。
2024年~2025年の年越し登山。ワクワクの甲斐駒ヶ岳登山です。
2024年12月 年越し登山は甲斐駒ヶ岳へ
2024年12月30日 夜
30日の仕事納めして急いで帰宅。シャワー&夕食を摂って急いで出発。
朝出発になると更に早起きになるため、山行に悪影響が出るので前夜のうちに出て車中泊。
2024年12月31日 AM6:00
待ち合わせの道の駅・白州で合流し、登山口へ向かう。今回もヨッペさん御夫婦のお誘いを頂いて、三人での年越し登山だ。年越しを友達と一緒に、しかも山の上で新年を迎えられるなんて最高だ。ホンマにいつもありがとう。駐車場で、ササッと支度して歩き始める。
お久しぶりのこのコを見る度に、初めての高い山がここだった事を思い出す。

AM6:39、駒ヶ岳神社で無事登山をお参りし、歩き始める。
ここからなが~いルートが始まるのよねぇ。丁度一年前の年末にもお二人にお誘い頂いて登った、年越し登山の甲斐駒ヶ岳。前回があまりにも快適すぎて『ここの年越しは最高だ!』と今回のリピートとなったのですが。
長い。
如何せん、長いのである。
も甲斐駒ヶ岳は9割がた黒戸尾根側からしか登っていないので(北沢峠からは一回だけ)、もおすけはよぉーく知っています。長いんです。特に1~3合目まで。全然道標が出てこない。
で、こんな物を見つけてしまったので

もおすけが改変を。

こんな事しながら登っていきます。ここも道標が新しく立派になっています。ありがたや。

今日は七丈小屋に着くだけで、あとはのんびりですから。着いたら最高。荷物も軽いし、風もない。昔に比べたら断然暖かくって、汗をかかないようにするのに気をつけなければいけないほど。雪もご覧のとおり、登山道上にはほぼ無しです。
で、お喋りしながら歩いていると三合目到着。ここで座っておやつタイム。ここの神さん、イノシシの上に乗ってました。

今、ここが何合目かわかると頑張れる。

さあ、長い緩やか道の歩きは終了で、ここから変化に飛んで来ます。手摺り?があるからもおすけでも怖くない刃渡りさん。

お二人も、余裕で通過。

刃渡りを超えたあたりから、少しづつ雪が増えてきました。

で、五合目小屋跡で再びおやつタイム。少し寒くなってきたので白湯を飲んだり、フリースを着込んだり。ここまで来れば、後は梯子と鎖場のアスレチック的ゾーン。
嗚呼、一気に急登よ。

やっぱり今年も雪は少なめ。鎖とロープも出ています。

次第に雪も降ってきて、一気に冬山な風情。

やっとここまで。

修験の山だなぁ、と思う風景。

六合目道標とお二人。

思わず嬉しくて、よっぺさんも撮影。

さあ。
後は小屋を目指すのみ。

急すぎる階段を登り、

更に階段を登り、

黒戸尾根名物・屏風岩も渡り、

ここまで来れば、あとちょっと。テンションが上がる。

更に雪も本格的になりつつも、

最後の樹林のトラバースを歩き、やっとの思いで着きました。
七合目・七丈小屋に到着です。

予約していた名前を告げ、受付を済ます。小屋の中は暖かい。幸せだ。
さあ、荷物を置いてお茶タイムだー!
<続く>
15年も履いた冬用の登山靴:スポルティバのネパールエボ
この時も履いていたのですが、もおすけの冬靴はスポルティバのネパールエボ・La Sportiva NEPAL EVO GTXです。信州に移住した年の冬に勤めていた登山用品店で早速購入。それまでは冬山も夏靴で登って、冬山講習会にも夏靴で行ってたんですよねー(めっちゃ足先冷えました)。
靴は実際に履く靴下を履いてから、店内で実際に試し履きして20~30分くらい様子を見るのが正しい購入の仕方ですが、大まかな特徴と比較的合いやすい靴のメーカーを伝えておきますと、かかとから
■一番長い指が親指のエジプト型・・・ローバー、スポルティバ、モンベルなど
■一番長い指が人指し指のギリシャ型&中指のケルト型・・・ザンバラン、AKU、スカルパ、アザロなど
■特に幅広(ばんびろ)な足型・・・シリオ
などとなりますが、同じメーカーの靴でもラスト(木型)はそれぞれ違いますので、合う合わないも出てきます。上記の分類はおおよその目安で、スポルティバとスカルパは、どちらの足型にも合いやすい日本人向きの靴を作っているという印象があります。
で、欧米人と比べるとかかとが小さい日本人。もおすけも当にこれに該当でして、色々履き比べてネパールエボに決め、前半分だけスペーサーを入れて微調整。これで完璧なフィッティングとなりました。大事に使うこと14年。流石に経年劣化でソールが剥がれてき始めたので、買い替えです。

お好みですが、購入時にミンクオイルを塗っておくとヌバック調の風合いはなくなりテカリが出ますが、汚れがつきにくいと思います(個人的感想)。なのでもおすけは、全ての靴に新品の時にミンクオイルを塗り込んでいます。これで、今年の冬山も安心して登れるぞ。
皆様も御自身に合う、シンデレラフィットの靴をお探しくださいませ。
もおすけでした。
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