ワタシは自称ミニマリストである。
自分では普通だと思っているが、友達と比べると持ち物が少ないし、物欲も殆どない。強いて言えば山道具が欲しかったりするが、それも必要に迫られた時だけ。基本同じアイテムは複数は要らない。
そんなワタシが、だ。
今、猛烈に欲しいものがある。
それが『ホヤボーヤのTシャツ』である。
・・・きゃわゆい。
もうめっちゃかわいいっ!
ひと目見た時、素敵~♪と思ってしまった。アンパンマンみたく片腕伸ばして空飛んでるやつ。このTシャツが欲しいのだ。
これ↑で観からというもの、猛烈に欲しくなってしまった。でも綿100%って山で着られないから出番が少ないんだよなぁ。そもそも、いい年してこれ着るか?って話なんですけど(着る気は満々)。
これ買う目的で、来月宮城に行きたいわ。
と、年甲斐もなく可愛いTシャツ見つけてごきげんなもおすけが贈る、初冬の八ヶ岳。
やっとかな、のテント泊です。
2024年12月八ヶ岳の冬・登山女もおすけ青年小屋でソロテント泊
2024年12月19日 晴れ
やりたくないけどやっておかねば、と思うもの。それが冬のテント泊。
冬山は綺麗だし、テント泊も好き。でも冬山のソロテント泊は大嫌い。ビコーズなぜなら寒いから!
移住したての頃は、その寒ささえも楽しかった。だけどパーティでテント泊したり、山岳会で冬のテント泊を経験してしまったら、冬のソロテントが寒くて耐えられないのだ。
もともと極度の末端冷え性だし、体温も低い。
寒いのきらーい!と宣言してしまおう。
それなのに、冬のソロテント泊をする理由はただ一つ。
『一冬やめたら二度とやらなくなるから』。
そもそも冬山を一緒にやってくれる女子がいないので、ソロでなければまだやる気になるのだが、一度やめたら二度とやらなくなりそうで。なのでなんとか一回は行こうと思っています。
で、今回は久しぶりの冬山装備だから重いしサクッと済ませておきたい、って事で西岳~青年小屋にしました。
富士見高原スキー場からスタート
とにかく寒いのはヤだから、防寒着はガッツリ入れて富士見高原スキー場からスタートです。

テント泊装備を担ぐのはいつ以来か?今年は介護が始まって、毎月帰省しているので泊まりの山にあまり行けてなかったしなぁ。などと考えながらゆっくり歩いても、途中のきのこチェックは欠かさない。

汗かくのはNGなので、とにかくゆっくりと。やっと西岳到着です。

ちょこっとだけ休憩してから、水平に歩いて青年小屋に。すれ違う人は誰もいませんでした。

念のため、冬期小屋をチェックするが開きませんでした(凍りついていた?)。
持参したテントを立てる。お湯を沸かして、コーヒーを淹れる。用意していた甘いお菓子を取り出して食べる。

これこれ、この時間が最高なのよねぇ。
よく『何が楽しくて登ってるの?』と聞かれるが、私の場合は
・未踏の山ならまずは登頂
・踏破していれば、テン場がゴール!→カフェオレとスィーツが至福の時間
・ぼんやり流れる雲を見る&夜の星空を眺めるのが好き
ですが、やっぱり一番は山の上での珈琲タイムかな。外界で飲むそれよりも数倍美味しいのは、澄んだ空気と最高の景色のお蔭でしょう。
ま、この日は夕方でしたし、何より寒い。早速シュラフに足を滑り込ませてカップを両手で包み込む。
嗚呼、幸せ。
その後に晩ごはん。この日はラーメン。
今日は分厚いダウンジャケット持ってきてるし、カイロも貼ったから寒くない。
テント内は、この気温ですが。

既にー11℃。テントにまで霜がびっしり。

念のため、ザックカバーに足先を入れてから夜のラジオタイム。

この後、ラジオ聞きながら本読んだり、写真見たり。
青年小屋のテント場、独り占めの夜を楽しみました。
翌朝。さあ下山だ!
2024年12月20日 快晴
朝はゆっくり。昨夜はおそらく最低気温はー15度くらいかと思うが寒くもなく、ぐっすり眠れました。

この時間だと、日帰りの登山者もまだ登って来ていない。朝食のパンと珈琲を飲んでからテント撤収。

これぞ正にソロテント。

帰りがけ。これは何の足跡でしょう。

12月20日で、この雪量でした。

昨日よりはしっかり歩けてる。サクッと西岳に戻り。

権現岳はいつ見てもカッコいいよねぇ。

不動清水は少し凍ってて。

無事に駐車場まで戻ってこれました。
この後、家に帰って霜だらけのテント、シュラフカバー、シュラフと全ての装備を乾燥させるために部屋に広げる。さながらフリマ状態です。
なんとか今年も一回は冬のテント泊をしたぞ。これでミッションクリアだ!
と、自分に課したノルマを果たせて大満足のもおすけでした。
3シーズン大活躍の必須アイテム:リアクターフリースライナー
もう10年近く前に購入した品ですが、未だに現役でヘビロテしてるのが、Sea to summitのインナーシーツ・リアクターフリースライナー です。
【メリット】
・これを使用するだけで、1スペック薄手のシュラフでも暖かく眠れる
・荷物の嵩を減らすことが出来る
・シュラフが汚れにくくなる=選択回数が減らせて楽
・肌触りがいいので、寝やすい
・小屋泊のインナーシーツとしても使える
・夏の低山やキャンプ場では、このインナーシーツとシュラフカバーだけで寝られる
【デメリット】
・荷物が重くなる→シュラフを1スペック薄いものにするとほぼ同重量になる。
個人的にはデメリットはほぼありません。それよりも、シュラフに汗や皮脂などの汚れが付くと匂いやすくなるし、羽毛に皮脂が付いてくるとロフト(ふんわり具合)が下がってしまうし、それに伴い保温力も下がってしまう。なにより洗濯が面倒なので、インナーシーツの使用だけでシュラフの衛生度がかなり違うので、ヘビロテの理由です。
防寒用でマミー型では3種類出ていますので、お好みの厚みを選ぶと良いでしょう。
また、現在のモデルでは足先を出すことが出来るようにドローコードが付いているタイプのものもありますので、体温が高めの方には調節しやすく、より使い勝手が改良されています。
もおすけにとっては、インナーシーツはなくても良いものではなく『絶対に必要なもの』なので真夏の極暑の低標高のテント場以外には、必ず携行しているお薦めグッズです。

そして車中泊にも使っているので使用率は98%強。テントの中ではこれをブランケット代わりにして、膝にかけて本を読んだり朝食の時にも掛けていますが、ほんとに便利です。
シュラフを劣化させたくない方には、必須アイテムだと思っています。
もおすけでした。
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