そういえば。
扇沢で、お店のお客様と遭遇しました。
も:『おはようございます~。』と言ったら、その中のお一人が、
女性:『あ!花束贈呈の人!!』
って。
何それ何それ?と話がなり。
つまりは6月の穂高涸沢Movie&Talk セッションで、会社からと言うことで最後に花束贈呈の役を仰せつかり、会場でお渡ししたのが私だったのだ。
そしてその女性は仰った。
女性:『私の中では“花束贈呈の人”なんですよねー。』
そして思った。
私ってば、別所哲也サンの『ハムの人』みたい。
皆様こんばんにゃ、ハムの人いや違った花束贈呈のもおすけです。
因みに私、本名で呼ばれるより“もおすけ”で呼ばれる方が何故か嬉しい。
まあ もおすけでも姉さんでもハムの人でも、遊んでくれるなら何でもいいのだが。
そんなもおすけが贈る、女一人でソロテント・9泊10日“室堂から上高地まで”・2。
頑張って更新しますので、どうぞ読んでやって下さいませ。
2013年8月 女一人でテン泊大縦走9泊10日・2
2013年 8月3日 晴れ・霧・晴れ・雨
五色のテン場でテント設営。テントを立てたらまずやろうと思っていたこと。
それは、兎にも角にも一回ゴロンと大の字に寝そべる事だった。
嗚呼、満喫。
それから紅茶を入れて、
スィーツかじって
今日の山行行程を記録して、
体拭いて、アロマオイルでマッサージして
外にマットを出して、のんびり読書。
外にマットを出してまったりするのは、トシくんに教わった山の楽しみ方。
これをやってみたかったのだ。
マットを引張出して座って、地面にシェラカップのミルクティー。膝にダウンを掛けて、一人静かに本を詠む。
アアシアワセ。
程なくして、各休憩スポットで一緒になった大型ザックのお兄さん二人組が到着。
途中、足がつりそうだーと言っていたが、なんと『途中でビール飲んだら治りました。』って。
そんな治し方あるのか?と思ったが、そこはほら、山ですから一般常識でははかり知れない山の機微と言うモノがあるわけで。
後に彼らが、この後からも行程を共にして またまた仲良くなってしまった新しいお友達、あっちゃん&ヒロちゃんなワケですが、写真は次号で。
閑話休題。
一人読書。
五色のテン場では、女子一人での山行は私だけだった。ちょっと位いるかと思ったが、ソロは私だけ。女子二人組は2パーティだけ。
こんな山深い山域に、一人で来る人はいないのかー。
まあ冬山でも、オンナでソロはいつも私だけってことが殆どだから、この状況にも慣れっこだ。
そして寂しいどころか、楽しくてたまらない。
読書して、肌寒くなってガスも出始めてきた頃、お腹も空いてきたので夕食の支度に取り掛かる。
本日の実験クンは、これ↓

本日の実験クンとは、溶けかかったとろけるチーズと乾燥野菜たちである。
10日間ともなれば、炭水化物ばかりでは力が出ない。
かと言って、合成ビタミンの即効性の高いジェルなども多用は体に良くない。
味も栄養も、そして食感や見た目も全て満足させるもの。それが乾燥野菜だった。
忙しい合間を縫って、仕事から帰った夜、トントンと切っては網で干していたのだ。
本日は、韓国ポテトラーメンに入れるので、チーズとにんにく、そしてこの野菜たち。

少し水で戻してから鍋に入れて、ぐつぐつぐつ。こんなに美味しそうに出来上がりました。

とろけるチーズと、もちもちの麺が絡まって最高に美味しい。
初日の夜はこれ!と決めていたけど大満足。
そして食後のデザートは、こちらです。

夕暮れ時で雲は出てきたものの、槍はずっと見えていた。静かな木道の五色ヶ原。

テントに戻っては、明日の山行予定の資料を読んだり、再び読書したり。
そんな事をしているうちに、雨がぱらついてきた。
早々にトイレに行かなかったことを後悔しつつ、テントの中で過ごす時間。
いよいよ大縦走は始まった。
思っていたより、不安も疲れもなく 楽しく登れた一日目。
雨対策だけしっかりとして、シュラフに潜り込む。
疲れた時に見えた、木道と地塘のある五色の開けた風景。
もうそろそろゴールであって欲しいと思っていただけに、視界が開けた瞬間、五色の木道が長く見えて久し振りに鳥肌ものの感動だった。
そんな満たされた気持ちで眠りに就いた。
<続く>
コメント
五色ヶ原かぁ 今年はコバイケイソウの当たり年だったそうで
一面真っ白だったのかな?
テント場は相変わらず山荘から下~の方でハクサンコザクラの咲いている傍なのかな
婆ちゃんの「もう一度行って見たい場所」のひとつですが・・・
その「ひとつ」がたくさんあり過ぎて・・・爺ちゃん、困ってマス (笑)
norichanさんへ
ハイ、今年はコバイケイソウの当たり年で、どこもすごかったです。とても綺麗でしたよー。
もう一度、行ってみたい場所のひとつ。
これ、すごくわかる気がします。
norichanさんと行きたいんでしょうね、奥様は。
綺麗な景色は、一人より二人のほうが楽しいですもんね。
是非是非、ご一緒に山を楽しんでくださいませ♪