先日、仕事帰りにマウスを買いに走った翌日。 朝一でそのネタを更新して、慌てて出勤。
そして最近朝が辛くて、お弁当もお粗末な私。
今日もお弁当作れなくて~、と話していたらフクちゃんが一言、
フ:『昨日もマウス買いに、すっ飛んで帰ったんですもんね。』
おおっ!
朝一からもおすけブログをチェックしてるなんて。
・・・・・、さてはフクちゃん、 もおすけのファンですな?
と、またしても皆様から はたかれそうな発言で書き出すもおすけです、皆様こんばんにゃ。
いやー、最近フクちゃんはじめ、アユさんとかお店のスタッフももおすけブログを チェックしてくれて
嬉しいんですが、下手なこと書けないなー、とか思ったり。
お店の皆様、どうかここでの悪行悪言は内緒ってことで。
うふふのふ。
どうぞよろしくお願いします。
そんな大胆なんだか気が小さいんだかわからないもおすけの、オンナ二人で冬山一泊・完結編でございます。
オンナ二人で冬山一泊・完結編
2013年 2月10日 雪
風だけでなく、雪の降りが激しくなった9合目付近。
きびすを返し下りに体を向けた途端、風が下から舞い上がって体に雪を叩き付ける。
その瞬間、撤退の判断が遅かったか?と不安が ぶあーーーーって大きくなって、体中に広がった。
血の気が引く思いだった。
でも、冷静さを取り戻し、ただただコンパスを胸の位置に水平に当て、下っていく。
時間が経つ毎に、視界がどんどん埋め尽くされていく。
少しでもコンパスから目を離そうものなら、磁針の指す方向からズレて歩いてしまう。
そうしてゆっくり歩いているうちに、目の前の一歩先の雪面が下っているのか隆起しているのかさえも
わからなくなった。
え?
そう思って見るともなしに宙を仰いだ。
全てが真っ白だった。
斜めに降る雪だけが視界に入るが、目の前は何も見えない。
辺りを見回しても、ただひたすら白、だ。
視界1mもない白い世界。
ああ、これが本当のホワイトアウトっていうのか。
この時そう思った。
ただ、急斜からなだらかな斜面へと下り、後はただコンパスのさす方向にさえ進めば
必ず肩の小屋口に着けるはず。
半分以上の確信と、半分以下の不安を抱えながらも片時も磁針から目を離さない。
ひたすらコンパスの磁針から目を離さず、足元の隆起に転ばないようにだけ気をつけながら
目の前に障害物があるのかないのか わからないほどの雪面を、ゆっくりと歩いているうちに
視界が一瞬晴れた。
右手の岩場が少し見えた。
合ってる。
もう大丈夫だ。
ようやく安堵が、体を充填していく。
風も霧も少しマシになった頃、肩の小屋口も見えてきた。
ここまで来れば大丈夫。 さっちゃんと少し休憩を取った。
あとは下山するだけ。 ここからはもう大丈夫。 雪も霧も風も弱くなるだろう。
サーモスの白湯と少しの行動食を口にして、一路雪洞への道を辿る。
30分は下っただろうか、バックカントリーのスキーヤーが登ってきた。
こんな景色の中でニンゲンに会えるというのは、本当に嬉しいものだ。
軽く言葉を交わし、更に下るとあっという間に雪洞に着いた。
あんなに上は大変な天気だったというのに。
ちょっと下るだけで、こんなにも違うものなのよね。
毎度のことだが、改めて標高差の天候の違いを実感する。
—–
雪洞に戻って、ホットドリンクを飲む。
ようやく落ち着いて行動食も口に出来る。
さっきまでの山行を振り返って、話し合う。
最後に雪洞で記念写真を撮る。 雪洞なんて、なかなか掘らないもんね。
まずさっちゃん。
続いてもおすけ。
駄菓子菓子。
だがしかし。
撮ってもらった写真を見て思った。
も:『あれ、顔がまん丸じゃん。』
そっかそっか、ビーニー被ってるからか。
では、と言うことでハードシェルのフードを被る。
パチリ。
これでどうよ。
フード被ればOKでしょ!?
これでいいだろう、と私。 カメラの液晶を見るさっちゃん。
すると一言、
さ:『わかった!フードちゃう。顔が丸いんや。』
おお、そうか。
写り方の問題じゃないのねー、素材の問題なのねー、それにしてもワタシ顔がまん丸やねー、
と 基本的な所に納得して、雪洞を後にした。
—–
講習で教わっただけでなく、自分たちの手で掘った雪洞での一泊。 それだけで楽しい二日間。
今度来る時は、山頂からの景色を拝みに。
いつかまたここへ。
追伸:明日の朝、きっとフクちゃんに『いや別にファンじゃないです。』と直球で言われる事でしょう。
コメント
イカン 思わず読んでしまった。(@_@;)
雪洞以外の写真が無いのは、これが本当のホワイトアウト???
コンパス一つで良く戻れましたね、運が悪ければ肩の小屋口を通り過ぎても気がつかない。(>_<)
遭難していたら広い乗鞍高原探し様が無い。
もしかしたら今頃三本滝の滝つぼに、その丸顔が転がっていたのかも。(*^^)v
次はビバークを本格的に訓練ですかね。