皆様おひさ!
おさるのもおすけでございます。
ええ、さぼっておりました。
あ?知ってる?
いやこれは失礼失礼。
ハイ、言い訳させてね。
だぁーーーって、セール前の値札替えは、軽く個人商店の山道具屋一店舗分くらいの商品量を
ずーーーーっと値札付けしていくんです。
一ヶ月かけて。
地味に。
そいでもって、商品陳列したりPOP作ったり、やる事はオニの様にあるんです。
先日も頑張ってPOP作ったり商品陳列したりで大わらわ。
なのにミーティングで、てんちょったら
『なんだか2階のPOPに悪意を感じる。』とか言うんですよ。
人が一生懸命作ったというのに。
失礼な。
ええ、もちろん今でもこのPOPは掲示されておりますよ。
そんな仕事熱心なもおすけがおくる、南アルプス大縦走。
本日は熊の平小屋の朝からです。
【もおすけ日記】2014南アルプス大縦走・7 熊の平~三伏峠
2014 8月8日 曇り 四日目
仙丈小屋で一緒になった男の子に聞いていたが、確かにここが一番冷え込んだ。
朝は肌寒いほどだった。
いつもの朝食を済ませ、テント撤収。
5:18分に小屋を出発。
空はご覧の通り、こんな色。
これはどこだ?
既に記憶が・・・
多分塩見岳。
ご存知の方教えて下さい。
でも、こんな天気でもハッピーな事が。
ほら、虹が。
ええ、頑張れますとも。
でも、正直痛かった。
それはアキレス腱。
重い荷物で長い登り坂だったので、上体を前傾させてずっと歩いていた為、
どうやらアキレス腱をずっと伸ばしっぱなしで登っていた様で、歩く度にアキレス腱が痛い。
なので、荷物が重くても出来るだけ上体は垂直に立てた。
そうすると当たり前だけど、後ろに体がふらつく。
そうよね、後ろ半身にだけ20kgもくっついているんだもん。
でも、それはまだいいの。
どうしても急登になると、それだけでアキレス腱は伸びた状態で歩く事になるので
そうなると痛い。
痛い。
あんまり急登な所は、横ステップで歩くほど。
でも痛い重いと言った所で、ここは南アルプスのど真ん中。
下山だって簡単に出来る場所じゃない。
種々のアクシデントにも対応できないと、縦走なんてやってられません。
あるものの中で、対応していく。
装備も体力も天候も。
その状況の中で、誰にも頼らず対応していかなくてはならないのです。
一泊二泊などの山行と一番の大きな違いは、荷物の量や重さではなく
進退含めた判断力と適応能力であり、また長期縦走にとって一番必要なもののような気がします。
歩き始めはゆっくり。
おぎちゃん走法を思い出しては、ゆっくりめに歩く朝。
コースタイムを競うものではないのです。
なるべく汗をかかないように、安全に歩ききる事。
夏の大縦走で大事なこと。
今回9つ目の山頂・安倍荒倉岳を過ぎ、10コ目の北荒川岳も登頂。
そのまま登山道を進み、キャンプ場跡に到着。
道標と小屋跡がありました。
理由はわかりませんが、静かでした。
私が嬉しかったのが、これ。
長野から車で来て、山投梨から静岡県までの稜線を歩いて来ました。
山を始める前の自分なら、山の稜線を通って県境を越えるなんて考えられなかったなぁ。
静岡県入りは孤独な縦走の中でもちょっと嬉しかった事。
だって、静岡県の山って富士山以外登った事ないから。
そして目の前にそびえ立つ百名山。
塩見岳です。
うえー、アキレスの痛い私に急登が待っているのねー。
覚悟して登ります。
痛いですしんどいです。
途中小雨がぱらついてきたので、レインウェアを着たり脱いだり。
で、頑張って塩見岳東峰に到着。
続いて9:45、西峰に到着。
記念撮影。
明らかな下り坂の天気予報だったのに、何とか富士山まで見えています。
嬉しかったなー。
なのでもう一枚。
白峰三山も見えています。
富士山、綺麗で嬉しくて何度も見てしまいました。
で、これから進むのは、こちらです。
まずは塩見小屋さんを目指して。
まだまだまだまだ。
今日はあそこを越えて、三伏山を越えて三伏小屋まで行かなくてはならないんですもの。
雨が降る前に少しでも進んでおきたい。
台風は目の前まで来ているのだから。
足にこれ以上の影響が出ない程度に先を急ぎます。
正直、このどんより空で台風上陸に脅かされていましたから、
ここからの道はあまり記憶にありません。
殆ど誰にも会わず、楽しさともかけ離れていましたし。
ひたすら孤独。
黙々と登るだけの時間。
AM10:45 塩見小屋。
行動食&トイレ休憩。
母にメール、友達からのメールチェック。
更に進みます。
PM12:35 11コ目の本谷山山頂。
この辺りに来て、ようやく塩見小屋を目指す鳥倉登山口から来た団体さんとすれ違う。
こんな天気の中、1パーティでも会えるだけでホッとする。
そしてPM13:25、三伏山到着。
この辺りで、雨がぱらついて来た。
急げ。
本降りの中のテント設営だけは避けたい。
一人黙々と歩き、三伏峠小屋を目指しました。
<続く>
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