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女一人でテン泊大縦走9泊10日・12 雲ノ平~高天原温泉

どうやらウニゾーは、ご飯クッカーなる大きなお鍋(ソロが多い彼なのに、あるまじき三合炊き)で、

既にご飯を試し炊きしたらしい。そして文面からはテンション感じにくいが、彼のオーラからは

テンション↑↑↑なのが伝わってくる。

そうなるとこっちも楽しみ、のもおすけです。皆様おぱようございます。

今回はもっくんが参加できないけれど、『次の山は一年後!』って宣言してたメイちゃんや

これまでテン泊山行に後ろ向きだったこうちゃんが、乗り気になってくれてるんだもの。

盛り上がらないわけがない。

こうちゃんなんて、

こ:『テントの重さを実感したかったので、むしろ背負わせて下さいとこちらからお願いしたいくらいです。』

とまで言ってきた。

ええもちろん(ニヤリ)。

何なら20kg越えいっとく?

今回もまた大所帯なので、買出しとか装備とか大変だけど楽しそうだ。

ウニメシ期待してるわよー、こっちもハードルあげるわよーーー。

そんな次から次へと山行で忙しいもおすけの、テン泊大縦走9泊10日・12 の報告です。

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女一人でテン泊大縦走9泊10日・12 雲ノ平~高天原温泉

2013年 8月6日 夕方小雨

味さえも感じない夕食を終え、テントの中で考える。

このまま新穂高に下山しようか。

明日一人で雲ノ平に行っても、戻ってきた時には さんぱちさん達は全員三俣に行っていない。

もんきち先生もいない。

そんなの寂しすぎる・・・。

一緒に三俣に行くことも考えたが、早々行けない高天原温泉。

・・・・・。

考えた末、これは!!!と言う案がひらめいた!

当初のデポを変更して、ザックを担いで高天原へ。

温泉後、ワリモ分岐へ向かって水晶小屋へ。

そしたらあの、ご陽気なあっちゃんひろちゃんがいる!!

あの二人に会えば、悲しさも紛れる、きっと!

そう思った私は、さんぱちさんに伝え、健ちゃんにも相談。

健脚健ちゃんも高天原に行きたがっていたので、さんぱちパーティと別れて高天原へ行って

ワリモ分岐から三俣で合流すると言うことになった。

あっちゃんひろちゃんにまた会える、となればいくらか心もマシになる。

悲しい気持ちにはちょっと蓋をして、眠りに就くことにした。

—–

2013 年  8月  7日 快晴

AM4時に起床。もうこれが日常。

朝ごはんを食べ、テント撤収。

130807_ 雲のテン場から見える山。これは黒部かな。

朝露に濡れた雲ノ平。静寂な空気に包まれたここを歩けるのは幸せ。

130807_1

雲ノ平の主って感じね。

ここで、さんぱちさんとはお別れ。

健ちゃんと二人、高天原を目指します。記念にパチリ。

130807_2

ええもういつも私だけが半袖。慣れました。

互いの無事を祈って出発!

ここからは、昨日初めて会った健ちゃんと初めての道。

楽しみです。

130807_3心の一かけらは、まだ痛いんだけどね(とても深く)。

でも、元気に歩きます。

だって、このご褒美のお天気だもの。

朝からこんなに晴れた日は、この山行で初めて。

元気出さなきゃバチが当たると言うものです。

次第に日が昇ってきて、雲ノ平山荘は朝日を浴びて輝き出します。

130807_4

雲ともおすけ。

本当にいいところだねぇ、伊藤さんはほんとに素敵なところに小屋を建てはったねぇ、と話していたら、

健:『ジブリ映画に出てくる家みたいだ。』

あ!

本当だ。

そして思い出す。

も:『そう!宮崎監督って確か飛行機の設計士に憧れてたか何だかで、飛行機がすごく好きなんだよね。

だから彼の映画には、いっつも飛行機とか飛行船が出てくるでしょ?で、雲ノ平の創始者・伊藤さんも

飛行機のジェットエンジンを開発してた人なの。だから言ってた、

“雲ノ平山荘は飛行機の機体と同じ構造で作られてて、最小限の木材で最大限の耐風性や耐久性を

出している建物なんだ。”って。』

そうか、だから建物が宮崎駿監督の映画のような雰囲気の建物なんだー。

健ちゃんに言われるまで気が付かなかったが、言われてみるとそうとしか思えない。

ここはジブリの世界だねえ、本当に素敵だねぇ、と二人で喜ぶ。

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お天道様、ありがとうの景色です。

も:『朝日輝くこの景色の中で、ラピュタの“ハトと少年”とか吹いたら最高に似合いそうだよね。』

それは、パズーが屋根の上で吹くトランペットの曲。

学生時代、吹奏楽部でトランペットを吹いていた私は、この曲が大好きなのだ。

健:『僕も吹奏楽部だったんですよ。で、大人になってからトランペット吹きたくて携帯用の買ったんです。』

も:『えー、すごい!携帯用なんてあるんだー。じゃあ次回ここで吹いて吹いて。』

健:『それが、僕 木管楽器のクラリネットだったんで、トランペット吹けないんですよ。』

健ちゃん、山登らない時間で練習しといてください。

でも、あの三俣山荘のテラスとか、この小高い山の上からあの曲吹いたら気持ちいいだろうなぁ。

何度もそんな事を言いながら、ジブリ好きな二人は映画の話で盛り上がり歩く。

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ナウシカの世界のような朝露をまとったチングルマ。

健:『ここは静かで本当にいいですね。山深い感じがします。』

うんうん。

高天原も楽しみだけど、そこへ行くまでの道中も美しく、静かな空気の中 歩けるこの時間がとても幸福。

二人でいろんな話をしながら、山に抱かれて歩いて行きます。

130807_7
続く

コメント

  1. より:

    トランペットやっぱり難しいですわぁ(^◇^;)

    • moosuke より:

      健ちゃんへ

      なら私借りようかしら、って(笑)。
      でも、あの景色にあの曲は似合うよねー。写真見てても思うわ。

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