またまた先日 仕事をしていたら。【おさるのもおすけ日記】2014初・剱岳その8
郵便やさんが『クール便ですー。』と荷物を置いていった。
そそくさと駆け寄る、もおすけと新人うえぴー。
だって商品だったら、クール便じゃないもん。
それは、てんちょ宛のホタテだった。
・・・・・。
無言でペンを動かすワタシ。
も:『・・・うえぴーも連名にしとく?』
う:『いえ、私はおっかないからいいです。』
そう?おっかなくないよ?
で、レジに向かった際にワニおさんにご報告。
も:『てんちょー、ワタシ宛に美味しいホタテが届きました!』
ワ:『何?バカあれは俺が取り寄せで頼んだんだ。どこやった!』
も:『クール便だったから冷蔵庫です。でもアタシ宛になってましたよ!?』
慌てて冷蔵庫に向かうワニお。
ほら、アタシ宛になってるじゃん。
も:『あ!アタシのホタテ取った!』
ワ:『バカ、これはオレが取り寄せたんだ。なんなら給料を帆立にしてやってもいいぞ。』
も:『嫌です。給料以外にホタテも下さい!』
と言ったのに、ワニさんはホタテを一枚もくれませんでした(けちんぼ)。
皆様こんにちにゃ、おさるのもおすけでございます。
報告する前に、貝柱を一つ食べておけばよかった。
(そんで空の貝殻だけ入れおく)
正直者は損をするわよねぇ。
そんなことをヒシヒシと思うもおすけがおくる、剱岳報告。
本日はその8でございます。
【おさるのもおすけ日記】2014初・剱岳その8
2014年 9月 12日 快晴
早朝。
テントのファスナーを開ける。
朝日が登り始める対の空には、白く美しい残月が輝いていた。
剣沢テントサイトの朝。
最高のお天気じゃないか。
剣岳を見ても、ほら。
最高。
こうなったら登らない手はない。
今日は予備日で予定はないのだ。
朝食を摂り、急いで支度そして出発。
いやー、最高じゃないか。
昨日は雨にあられまで降ったもんね。
それに比べてこの天気よ。
そうそう、私が登りたかったのはこんなお天気の中での山なのよ。
(8月もね)
二日連続だから、道はわかっているので気持ちも楽。
あっという間に着いちゃいました。
先生だってゴキゲンです。
そうよね先生、このお天気で剣に登頂できるなんて最高よね。
頂上の中でも高い岩の上に登る。
写真を撮っていただく。
剣・八ツ峰を眺むる。
昨日、お声を掛けていただいたご夫婦も到着されて一緒に休憩を。
奥様はわたしと同じで沢山のおやつを持っていた。
『だって食べないと動けないんだもん。』
やっぱりそうよね。
女性は筋肉量も少ないから、常にガソリンを入れておかないと動けなくなる。
胃袋だって小さいわけだし(私はさぶちゃんよりも大きいと思うが)。
晴天の中、お山の神様にお参りして、おやつを食べてお喋りして。
楽しい。
すっごく楽しい。
そして下山。
カニの横ばい。
昨日の冷たく濡れた岩場に比べたら、今日は楽勝。
慎重に降りれば、楽しささえ生まれてくる。
時を同じくして、同世代のこのお兄さん。
互いに写真を撮り合ったのですが、テント場で再会できず
連絡先を交換できませんでした。
何枚か写真を撮ってあるのでお渡ししたいんだけどなぁ。
とっとこ下山して空を見上げる。
日中はまだ暑い。
私はこの日でようやく『夏山』を体感できました。
この夏は本当に雨にやられましたからねぇ。
嬉しくってオレンジジュースで乾杯です。
先生、麦藁帽子が似合う空だね。
この後、お友達になったHくんは雷鳥沢に移動されると言うコトで。
楽しい山歴を語り合い、次の約束をして別れる。
冬山、一緒に行こうねー。
船窪小屋のしのぶちゃんも小屋に戻り、一人静かに過ごす剣沢の夜。
この頃、さんぱちさんはジャンダルム完遂のメールも届き。
あ、そっちも行かなくちゃだった。
わたしの休日は忙しい。
山ばっかり行かなくちゃ行けないからね。
最低でも月の半分以上は山に行きたいと思う。
ジャンダルムに北方稜線に八ツ峰に。ま
だまだ休日はいそがしい。
っていうか、全然休日になってない。
休日というより『動日』だ。
そんなことを考えながらシュラフに潜って眠った夜でした。
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