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2016年2月みゆきんぐと行く蓼科山

倉庫の中。

何が入っているか、段ボール箱に書いておく。
とあるクライミング製品のストック。
見る度に思い出すから、書いておく。

かわいいでしょ?

冗談じゃないですよ。
本当にあるんです、この名前の商品が。

皆様今晩にゃ。
おさるのもおすけです。

先日、何故か!?大好評だった「みゆきんぐと行く五竜スキー」。
自分としては、いつもと変わらない記事更新でいたのに、あらゆる所から好評で。

「何度も読み返したよ!」と。

あれ?そうなの?

じゃあアタシがいい記事書けた!って思ったのが、
必ずしもゥけているとは限らないのね。

という素朴な疑問から、先日のアンケートになったわけです。

決して記事ネタに悩んだり、記事カテゴリーに悩んでいるわけでもないのですよ。
ネタの宝庫、山行報告も溜まる一方。
書く事なくて悩む事など、ごじゃいません。

ですが、色々と心配して下さった方、本当にありがとうございます。
本当に単純に、皆さんに聞いてみたくなっただけで。

テヘ。

誠に勝手ながら、勝手な個人ブログですから
これからも、もおすけの書きたい放題書かせて頂きます。
もし興味のある方は、宜しければこれからもどうぞ読みにいらして下さいませ。

で、先日の五竜スキー。

あれが面白かったのはねぇ。
やっぱりみゆきんぐの写真でしょう。
でも動く実物の方が、あの100倍は面白いんですよ!

だから私としては、あの記事は「いまいち面白さが伝えきれてないなぁ。」と
自己採点70点くらいだったので、好評頂きびっくりしたわけで。

そのくらい面白いんです。
実物の、動くみゆきんぐは。

なので今日も楽しさが伝え切れず、歯がゆい思いの報告ですが。
いってみよー。

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2016年2月みゆきんぐと行く蓼科山

2016年2月1日 夜

み:「冬山初めてなんです、教えてくださいっ!」

と目を輝かせているみゆきんぐ。
ハイハイイイデスヨー、と私。

でも、初心者の山で彼女の体力で行けそうな所といったら。
私のトレーニングにならない。

北横岳はあっという間だし、日帰りで天狗岳・硫黄岳は彼女にはきつかろう。
で、私のトレーニングにもちょうど良く、危険度も少なく
彼女がまあまあバテる程度の蓼科山。

ここに決めました。
早朝からでないと、日帰りは余裕もって行動できないだろうから、と
仕事が終わって、そのまま私の車でGO!
車中泊です。

女神茶屋駐車場に、またしても道迷いしながらたどり着き、
ご飯を食べてシュラフで就寝。
日頃の山道具勉強で疲れていたみゆきんぐは、すぐに眠りに落ちていました。

2016年2月2日 晴れだったはず

7~8時に出発なら。
家は4~5時に起きないといけない。
でも、車中泊なら6時過ぎに起きても大丈夫。
運転の疲れもないから、ワタシ的には最高なのだ。

朝食を摂り、アイゼンをつけて出発。
去年来た時に比べたら、一か月も遅いのに雪は半分以下だった。

天気は快晴!
楽しいねぇ、みゆきんぐ。

160202_

ハイ、がむばります。

私のアイゼンを履いて彼女は言う。
そうかい、頑張っておくれよ。
君が想像もしていないであろう急登が待っているけどね。

そう、ここ蓼科山は、ナイフリッジな箇所もないから
初心者向きの山で有名ですが。
何気に岩の段差を雪が埋めてくれるので、後半はスレンダーな急登なのだ。

滑り台のような道を、登る登る登る。
初心者向きの山=楽な山という印象が多いが、ここはさにあらず。
難しくはないが、ちょっとしんどい山なのだ。
さあさあ行くわよ。

・・・・・あれ?

160202_1

もおすけさんもうワタシ疲れました…

アホ言ってんじゃないわよ。
ここなんてまだ坂にもなってないじゃないのよ。
もおすけさんは容赦しません。
スパルタなのです。
だって、山はいつだって厳しいのですから。

甘えんじゃないわよっ!
行くのよっ、ついて来なさいっ!

といっても彼女、驚くほどすぐに離れてしまいます。
褒めて叱って、アメとムチ。

まだ肋骨が痛い私には、ちょうどよい休憩にはなりますが
もうちょっと頑張ってもらわないと。
私より若いんだし。
ふた回りも。

全ての後発隊に追い抜かれながらも、みゆきんぐ頑張ります。
必ずコツコツ頑張るのが、彼女の良い所です。
(濡れ手に粟の私とは、正反対。)

でも。

はーやーーくーーー。

ガスが上がってきたよーーー。

160202_2

ダメですもう動けません。

夕方に用事があるという、みゆきんぐ。
なら12時がタイムリミットだね。
この時既に11:50分。
もう降りる?と聞くと、いいえ頑張ります、と。

底力はめっぽう薄い彼女ですが、負けず嫌いではあるようで。
最後の力を振り絞って、登ってきます。

頑張れーーーー。

160202_3

ふぁ~い。

この時、殆ど会話もなし。

もう歩を進めるだけで精一杯のようです。
それでも何とか12:30分には山頂に到着して。
その頃には、すっかりガスに覆われた山頂ですが。

160202_4

達成感は一杯よ。

大変良く頑張りました◎

一応私も。

160202_5

軽く登頂

例年のようなモンスターはなく、雪の少ない蓼科山山頂。
この天気ですから、早々に引き返します。

そして。

後で話してやっぱり!な事でしたが。
みゆきんぐ、シャリバテになっていたのもペースダウンの原因かと。

やたら食べるの少ないなーとは思っていたのですが、何せ私がよく食べ過ぎるので
普通の女子はこんなもん?と思ってもみたので、飲食をあまり勧めなかったのだ。

でも、お湯は事あるごとに勧めて飲ませていましたが
本当なら、もっと行動食は摂らせるべきでした。

リーダー反省。

でも、下りは楽ですから。
足取りはゆっくりでも、きちんと降りて来ています。
頑張れよーーー、あと少しだよーーー。

160202_6

ふぁーい。

車が見えたところで、私は自分のペースで歩く。

先に着き、

車内を温め、

お湯を沸かし、

みゆきんぐの道具の片付けを手伝い、

車に乗り込む。

助手席で、ぐでっとしてるみゆきんぐ。

ホットココアでも飲む?と聞くと、

み:「あぁっ、飲みたいっ!」

と喜んで答える。
作ったココアを渡すと、嬉しそうに飲む彼女。
うんうん、疲れている時の温かいココアって最高だよね。
立て続けに、隠し用意していたプリンを出す。

み:「いつの間に!!」

も:「昨日の夕食後のデザートと思って買ってたんだけどさ、
食べる間もなく寝ちゃったから。」

み:「すごい!もおすけさんからは、何でも出てきますね!」

も:「ふふふ、“不思議なカギばあさん”みたいでしょ?」

み:「・・・何ですか?それ。」

・・・これだから、世代の違う子はイヤよ。
もおすけが子供の頃、大大大好きな本でした。

ふしぎなかぎばあさん

・・・こんな風に願っているものが、口に出さずに出てきたら。
すごい嬉しいだろうなー、とは大人になった今でも思う。

閑話休題。

温かい車内とスィーツで。
大満足のみゆきんぐ。
帰りの車は、温かさと疲れのダブル攻撃で
お約束の「ずり落ちたみたいに座ってる大きなテディベアのぬいぐるみ」状態。
幸せそうに、グースカ寝てました。

この時、帰りの塩尻峠では見たこともない木々が透明にまばゆく光っていて。
キラキラ、キラキラと、まるでガラスの木々のよう。
これが雨氷だと、翌日初めて知りました。
運転しながらだったので、全く綺麗に撮れなかったけど。

160202_7

道の両脇が透明でキラキラ。

ダイヤモンドダストなど、比ではありません。

全てが、透き通ったガラスの木。
あんなに美しい光景、見たことないです。

160202_8

熟睡してるみゆきんぐを起こしたくなるほどの美しさ。

ただ木にかかる負担は数トン単位らしく、被害も多くあったようですが。
出来ればもう一度見てみたい、その時はきちんと写真に収めたい、
と思ったもおすけでした。

しんどかっただろうけど。
また行こうね、みゆきんぐ。

コメント

  1. yutaka より:

    もおすけさんこんにちは♪
    みゆきんぐさんネタ来ましたね~!
    面白い掛け合いと共に登られたと想像しております(笑)
    でも、僕がよく連れにしている23歳の後輩より全然根性ありますよ!
    うらやましいです(^-^)

    • moosuke より:

      yutakaさんへ

      山ではバテバテなので、あんまり口きいてくれません、彼女。
      でも、面白いですいつも。
      23歳とは、みゆきんぐと同学年位ですね。
      根性あるとか言っちゃったら、彼女また浮かれちゃうけど
      しばらくアメ作戦で頑張っていただきますわ。

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