先日、ミサちゃんから美味しいお菓子をお土産に頂いたので。
連休を頂いたお礼に、ワニさんにも一つお裾分けを。
でも、タダじゃああげません。
もおすけですから。
こういう事が日常茶飯事で行われているもおすけの職場。
(主に、と言うか殆ど私なのだが)。
楽しいです。
で、重い腰を上げてようやく更新。
剣岳の報告・5でございます。
【おさるのもおすけ日記】2014初・剱岳その5
2014年 9月 10日 晴れ
夜明け前に起きて、朝食を摂る。
昨日はスーパームーンだったか、とても月明かりが眩しい夜だった。
荷物をまとめとめてテント撤収。
そして歩き出す。
どちらの方向へ?
ええ、剱沢の方へ向かって。
登り掛けもせず、見事撤退でございます。
一番の理由は、もちろんアキレス腱が痛かったから。
前日の夕方、爪先立ちでかかとを上げてみるだけでアキレス腱が痛かった。
これで岩稜帯の通過は無理だろうなぁ。
これだけで不安が余計に増しそうだ。
そして二番目の理由は。
隣にテントを張ったおじさん。
槍の北鎌も経験あるそうだが、荷物を極端に減らして来ていた。
食事は小屋食でクッカーも置いてきて。
最軽量で臨んでらっしゃる姿を見て、自分はまだまだ装備が減らせる事を
思い知った。
ならば、来年完璧な体調と最軽量の装備で、快適に北方稜線を楽しみたい。
今回はお預けね。
敗北感がぬぐえない心を抱えながら、来た道を戻る。
残念。
あんなに予習したのにな。
そうは言っても、今の自分じゃ登れないのだから仕方あるまい。
戻りがてら、一度尋ねてみたかった千人池ヒュッテに寄り道をした。
仙人池には、行きで一緒になった忍ちゃんがいた。
写真を撮って頂いて、お喋りしてるうちに一緒に剱沢に戻る事になった。
道中、いろんな話をする。
そしたら驚く事に共通の友人がいる事が発覚。
世の中狭いのねぇ。
テント場に着いて、一緒にお昼ご飯を食べる。
その前に、テントについてホッとしてる時に県警レスキューの常駐さんが
わざわざわたしのテントまで来て下さった。
昨日、北方稜線について質問したのだが
『女子でソロでヴァリエーション』というのがよほど心配だったらしく
わたしの姿を見るや否や、駆けつけてきて下さったのだ。
足の故障の旨を伝え、断念したことを伝えると安心して下さっていました。
ありがとう、お山のおまわりさん。
来年は万全の体勢で臨みます。
必ず。
これを眺めながら。
必ず歩ききって見せます。
一年も時間があるのだから、クライミング技術も身につけてより安全に。
楽しく通過できる自分になっていよう。
そう決意した夜でした。
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