近頃ちょっと猛反省。
既に日本語がおかしいもおすけです、皆様おぱようございます。
何が猛反省って。
山登ってる時のオンナ度の低さ。
他人様のカメラに写ってる自分を見て、猛反省です。
千と千尋の神隠しに出てくる顔ナシか。
ていうか、もののけに近いぞ。
・・・・・。
いけない、こんなんではいけない。
と猛反省して、昨日は自宅でセルフエステを。
たまにはオンナを磨いておかないと。
反省しながら、まいっか、といつもの様に頭の端で思いつつ、
こんな台詞を母に見られたら、また怒られるとビクつくもおすけの
本日も女一人でテン泊大縦走上高地~室堂まで9泊10日・8でございます。
2013年8月女一人でテン泊大縦走9泊10日・8 美味しい山ご飯の作り方
2013年 8月5日 宴会&夕食タイム。
テント場に着いたら雨は ほとんど止んでいた。
でも油断は禁物。
そもそも山行前の天気予報は、ずっと晴れだったのだから。
テント設営。
トイレ&水汲み。テント受付けと靴下・タオルを洗う。
そして夕食の仕込み。
出来る事は全て最初にやっておく。
縦走テントライフの鉄則だと学んだ私は、手際良くこなしていく。
テントを設営して暫くしたら、どんどん晴れてきた。
それっ!とばかりに濡れた物を乾かす。
全て。
そして皆。
大乾燥市でございます。
皆、さながらフリーマーケット状態。
テント場に不思議な一体感で笑えました。
そんなこんなでザック、レインウェア、靴下、Tシャツに靴と乾かしている間、
あっちゃん達は、こんなにも完璧な水路を作っていてくれた。
これでもう、雨でもヤリでもどんと来い(ウソですもう降らないで)。
タトモさんも、荷物を乾かし、お昼寝中~♪
ずいぶんと気持ちよさそうね。
そして、それぞれ用事が済んだら、待ってましたとばかりの宴会タイム。
ようやく待った晴れの空の下、四人で宴が始まります。
フライングでテント場受付を小屋までしに行ったひろちゃんは、
後にテント場横でも受付できると知り、
ショックのあまり生ビールを飲んで帰って来ていた。
タトモさんは日本酒を買ってゴキゲン。
私は道中一緒になったおじさんから、『明日はもう降りるから。』と
どら焼きや柿ピー、魚ニソーを頂き、ゴキゲン。
私はミルクティーとお菓子で宴会に参加。先生はご愛嬌。
これまでの天気の悪さをぼやいても、晴天の中話せば
それは最高に楽しいネタとなる。
そして見事な速さで乾いていく衣服を手に取り、『太陽ってすごい!』と兄弟。
あっという間に乾いていきました。
夕飯も一緒に出来たらよかったのに、残念ながら
ポツ、ポツ、とまたいつものやつが。
するとあっという間にザーーーーーッ、と雨。
テント場中の人が慌てて荷物をしまい込み、
蟻が巣へ戻るように中に入る。
宴会も仕方なく解散になり、テント内で夕食となりました。
—–
そしてここから。
縦走の山ご飯について。
(ウニちゃん読んでるー?)
9泊10日ともなれば、食料の軽量化は必至。
でも、アルファ米は飽きてくる。
そこで考えたもおすけ、乾燥野菜に続く
軽量且つ美味しいご飯の必殺技・その2を用意した。
それは『かつお節』と『しお昆布』である。
今回、縦走に当たって出来るだけ避けようと思っていた一つが、
合成ビタミン類の摂取。
パワーバーやショッツなどの即効性の高いジェルやアミノバイタルなどは、
キーレート(即時吸収)された合成ビタミンが多く含まれているそうで。
ここぞの時には即効性を発揮できていいのですが、多様は禁物。
多様すると胃腸が怠ける様になり、果物や野菜など天然ビタミンからの
消化・吸収率が下がってしまいます。
つまり車ばっかり乗っていると、足の筋力が衰えて
走るなど体力が落ちてしまう、のと同じ。
ましてや10日間ともなれば、合成ビタミン類の味に
舌は飽きて受けつけなくなるであろう。
やはり飽きないのは、自然の味。
と言うことで、これらのパワーフードを避け、
保存料の多い肉類や食品も控え、かつお節と塩昆布になりました。
どちらも天然出汁、毎日飲んでも飽きないお味噌汁の素。
日本人のソウルフードね。
事前に計量。シェラカップ200ccの線が、アルファ米200g。
これにかつお節&塩昆布を投入。
どちらからも塩分が出るので、あえて調味料はなし。
別で、乾燥野菜を水で戻す。
(後で軽くゆでてしっかり戻してアルファ米に足す)
人参・えのき・生姜・インゲン・ズッキーニ・干し貝柱のひもにオクラもどーんと。
そして必殺技・3.
因みに朝のアルファ米も、お湯は入れず、前日のうちに水を入れておく。
寒くない季節なら、この方法は絶対のお薦めだ。
ガスの節約も勿論ですが、何よりご飯の味がいい!
昔はお湯を沸かし入れ、15~20分蒸らして食べていたが、
これだとどうしてもアルファ米くささが抜けず、プンと匂いが鼻につく。
でも加水して6時間くらい置くと、アルファ米臭さが抜けて
グッと食べやすくなるのだ。
厳冬期だと、あっさりとご飯が凍ってしまうが、この時期ならお薦め。
冷たいご飯が嫌な人は、食べる前に少しお湯を足して
少し封をしておけばいいかと。
ほんのり温かいご飯が食べられます。
・・・と、ご飯に入れようと思って戻した野菜。
この日のメニューは岳食の味噌煮込みうどんの予定だったのですが、
どうしてもラーメンが食べたくなって。
ええ、こんな被写体になりました。
山のお供・棒ラーメン。
因みにこの棒ラーメンは予備としての非常食。
初日にラーメン食べたら3~4日は要らなくなるのが常なのに、
何故かラーメン食べたい病で。
予定変更。今宵の夕餉はラーメンです。
こんなに美味しそうな野菜ラーメン、出来ちゃいました。
因みにシェフ・あっちゃんが作っていた夕餉。
ランチョンミート、コーン、えのき茸、しめじ、具のソース(マヨ系)の塩胡椒炒め。
コメント
お久しぶりです!
いつか行ってみたい憧れコースなのでめっちゃ参考になります!
こないだ、もう1つの憧れ槍ヶ岳の北鎌尾根に行ってきたのですが、
(単独では僕にはまだ早かったのか山で初めて怖いと思いました・・・)
ビバークに使ったツェルトが寒くて寒くて寝られませんでした。
で、テント泊やってみようかな~と思いまして必要なもの色々見てたら
如何せん荷物の重さが気になってしまいます。
しろぷーさんはどの山行でもいつも笑顔満開ですごいんですけど
体力つけるための筋トレとか何かされてるんですか?
雪山テン泊なんて結構な重量ですよね?
昔、白馬山荘での記憶では華奢な女性というイメージしかないんですが・・・
2枚目のもののけ写真、爆笑してしまいました。。。すみません
K@大阪さんへ
わあ!今も読んで頂けてると思っていなかったので嬉しいです!コメント本当にありがとうございます。
今もがっつり登ってるんだねー。
それにしても北鎌尾根とは。
私の方が色々聞きたいので、連絡先教えて下さい(ブログには公開されませんので)。
テント泊。
最高ですよ!
私より20歳近く若い・大きい・体力ある・の三拍子のKくんじゃないですか。
テン泊装備なんて余裕でしょーーー。
本当にザックの重さを越えて余りある素晴らしい世界が、テント泊にはあります。
ザック含め、何でもお答えしますのでスタッフもおすけにお尋ねくださいませ。
実はよく、山岳部だった?学生時代何かスポーツしてた?運動部だった?トレーニングしてる?とか
聞かれるんですけど、なぁ~んにもしてません。練習が大嫌いなので・・・。
山に行くと嬉しくって、どうやらそれで笑顔のようです(本人無自覚)。
華奢な女性だなんて、そんな…☆
(脳内百万回反芻。)
今ではしろぷーと読んでくださる方も、そんな風に言ってくださる方もほとんどいないので
嬉しいです。ありがとーーー!
というわけで、テント泊。是非!!
北鎌、僕なんかよりもっと詳しい山のエキスパートが
周りにどっさりいらっしゃる気がしますが・・・
一ヶ所怖くて足震えましたし。
そうそう、足震えた時、昔しろぷーさんに言われた
「元気でおうちに帰るのが大事」って言葉思い出して踏ん張れました。
ありがとうございますo(_ _)o
いや山で出会うテン泊装備の方ってほんと辛そうに登ってはるんですもの。
それを見ると躊躇してしまいまして。
まあだからこそしろぷーさんの笑顔が不思議でならないんですが(笑)
でもトレーニングやら何も無しとは。。
驚きです。
気持ちって大事なんですね。
テントとかマットとか選ぶ際にお尋ねするかもしれません
よろしくお願いします。
雲丹さんのブログの食事記事にも興味津々です(ノ∀`)
K@大阪さんへ
いえいえ、うちのスタッフは意外に登ってないんですよ。アルパインよりロッククライミングな人達なので。
本職ガイドのおやびんとか なかじーとかに聞いても、レベルがすご過ぎて『別に普通に行けるよ。』と
全く参考にならない答えしか返ってこないのです。
『元気でお家に帰ることが一番大事。』なのは、今もそう思ってます。
そう。絶対に元気で帰らなくっちゃいけない。
そんな時に、こんな拙い言葉を思い出して頂いて光栄です。
確かにテン泊装備の人って、しんどそうな人多いかも(あ、さんぱちさん?)。
でも、すんごい重いのにフツーの顔して登ってるさぶちゃんとか、
重かろうが軽かろうが表情変わらないウニちゃんとか(内心ヘバっていたとしても)、
山ならいつでも笑ってる私とか、希少な人種もたまには生息。
笑顔については、今回の縦走で気が付いたのでそれはまた追々と。
ウニブログ、私も楽しみです。
『ヤツから目をそらすな。』
ですね(あ、またココ本人喜ばす・・・)。