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今日から夏祭り!【もおすけ日記・女ソロでテン泊大縦走2015】上高地~日本海・親不知まで15鹿島槍ヶ岳~五竜山荘

先日、いつものように値札つけをしていて、
いらっしゃいませ~、とお客様にご挨拶。

すると そのお客様、

k:「・・・何処でお会いしたか、覚えてます?」

!!!

覚えていますとも!

あの水晶小屋への歩荷で、足を捻挫した時にすれ違ったお兄さん!

その時の様子→ 初めて靭帯切りました

そう、捻挫してからも水晶小屋を目指し歩いている時に、すれ違ったお兄さんでした。



お顔は覚えていましたが、facebookでお友達になった時も
公開したてでドバッと申請を頂いていたので、
当時のやり取りは勿論覚えていたのですが、お名前は覚えてなくて(ゴメンナサイ)。

そして、もともとお顔を覚えるのが苦手なもおすけですが。。。

イヤー自分でもよくわかったなぁー、と思いました。

だぁって(ここからは言い訳)これだけ山登っていたら、何処ですれ違った方か、
うちのお客様なのか、山でお会いした方なのかが、ごっちゃになっちゃうんです。

でも、あの時は自分でも怪我が衝撃的だったので、
特に視覚的に、もの凄く覚えているんです。

雲の切れ間から雲ノ平山荘が見えた風景や、水晶小屋までの景色や
お兄さんとの会話した場所や立ち位置など。

風景は、絵で描ける程に覚えています。

なので当時の話をしたり、今回の縦走の話を聞かせて頂いたり。

山帰りでお疲れの所、本当にわざわざお寄り頂きありがとうございました。

怪我しても、タダでは起きないもおすけ。

ちょっと違う。

でも少ししか働けなかった小屋なのに、こうして繋がれたご縁に感謝です。

お兄さんこそ、よく覚えていて下さいました。
有難う御座います。

お店で知り合いに会えるとやたら嬉しいもおすけの、大縦走報告、
本日は8日目、冷池から鹿島槍を越えて目指すは五竜!

鹿島槍山頂からの続きです。

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今日から夏祭り!【もおすけ日記・女ソロでテン泊大縦走2015】上高地~日本海・親不知まで15鹿島槍ヶ岳~五竜山荘

2015年8月9日 8日目 快晴

AM4:06分、薄暗い中、冷池のテント場をヘッデン付けて出発。

AM5:40、今回の縦走21座目、百名山の鹿島槍ヶ岳(南峰)登頂です。

先生も、雲海の美しさにうっとり。

って、先生のシルエットが輝いていて、もおすけはそれにうっとりだわ!

150809_3

どっちもいいでしょ。

そうね、でもやっぱり特に雲海が綺麗ね。

今回の縦走で、一面の雲海はこの日が初めて。

雲の上にいるんだなぁって感じる瞬間です。

綺麗。

150809_5

白馬方面も美しく。

この南峰の山頂では、関西学院大学のワンゲル部君たちと
写真を撮り合いっこしたりして。

皆さん、最高の景色に楽しそうにはしゃいでしましたが、
今回の縦走中にお会いした大学生のパーティで、一番しっかりしたワンゲル部さんでした。

ここ山頂でもリーダーさんが、「ここで休憩、7分だから各自補給して。」とか、
「あと3分。」ときっちりタイム計っていたし、スピードよりもとにかく安全優先で、
しっかりとした足取りや安全確認と傍から見ていても、とても連帯感のあるパーティでした。

その中でも、小柄であどけなさの残る女の子が一人。

もおすけと同じオスプレイの大型ザックを背負っていて、
思わず心の中でエールを送っておりました。

みんな一緒で楽しそうね。

最高の思い出になるだろうなぁ。

とか思いながら、一人歩いて鹿島槍北峰。

22座目。

ここはスルーせずに登りました。

150809_6

後ろに見えるが鹿島槍南峰。

さて、ここから噂の八峰キレットです。

大丈夫かな、大丈夫よね。

先生も覗きます。

ほほぅ、ここを下るのか。

150809_7

いや先生、被ってて見えませんってば。

そこからは、鎖や梯子を使って下って。

初めてのルートでしたが、無風で快晴のせいもあってか
全く怖くなかったです。

少しは成長したのか?私。

そんなことを思いながら、憧れのキレット小屋さんに到着。

ここで朝食の残りを食べようと、小休止。

キレット鞍部に立つ、この小屋。

一度来てみたかったの。

嬉しいなぁ‥‥って。

あれ?150809_8

キレット小屋さんの入り口。

ややっ!

先生いつの間に。


150809_9

あな絶景かな。

・・・ハイ、一人遊びしておりました。

そして、再びザックを背負い、出発です。

ありがとうキレット小屋さん。

少し歩いて振り返る。

ほんと、凄い所に建ってるなぁ。


150809_10

ここもいつか泊まってみたい。

そしてこの日は。

靴下を、二枚履きしていて快調だったここ数日でしたが、
朝履いた時、右足の小指の爪だけが痛かった。

このまま履いて歩けば、また爪が黒く内出血してしまう。

なので今日は、左足=二枚履き、右足=一枚履き。

もう見た目のおかしさとかどうでもいいと言うか、
おかしいとさえ思わない自分がいました。

皆さん、連日山をやってると、頭がおかしくなります。

本当です。

で、G5,G4と小刻みにアップダウンを繰り返し。

コースタイム通り、12:00ちょっと前に23座目の五竜岳に登頂です!

150809_11

雪の山頂しか知らなかったから、うれしーー!

山頂で靴を、靴下を脱いでお湯をわかす。

本当は出来たらこの日、この山頂から見える唐松まで行きたかった。

私が悪天候に備え、予備日をどうしても取り返したかったもう一つの理由。

それは、「あっちゃんひろちゃんに山で合流」したかったから。

彼らは去年のリベンジで、唐松から親不知まで抜けるという。
予定通り薦めば、朝日小屋で合流出来るはず。

彼らの初日の唐松と、2日目の白馬頂上山荘。

私は頂上山荘よりも天狗山荘に泊まりたかったので、やっぱり合流は朝日小屋か。

一人この縦走中、何度も地図を見ては巻き返しを図っていたのは、
この為だったのです。

一日でも天候で遅れれば、ゴールまで会えない。

その思いがあったので、なんとか予備日が欲しかったのですが
幸い予定通り、なんとかここまで来れました。

でも今日、あと2:30分頑張れば唐松山荘で2人に会えるけど、
足の裏がもう痛かった。

「一つ後ろのテン場にいるよ。」って、テン場に着いたらメールしよう。

山頂で紅茶を飲み、最高の景色を眺めながら、おやつ&休息タイム。

せっかくのこの天気だもん、味わわないと勿体ないよね。

その頃彼らは、こんなところを登っていたようです。

150809_12

遠見尾根 byあっちゃんカメラ

そう。

なんと五竜からスタートにしていたのです!

そんなことも知らずに、足痛いよー、岩が滑るよーーと
うだうだと猛暑にやられながら、降りていた私。

そして何だか「姉さーん。」と呼ぶ声が。

ん?

んん??

近づくテント場を見ると、あれ? 見覚えのあるザックとTシャツ姿の2人。

あっちゃんだーーーー!!

ひろちゃんだーーーーーー!!

なんでなんで??

でもうれしーーー!

うれしーーーーーーッ!!

と、なんで?という単語が頭の中を100回位、まわりながら駆け降りる。

150809_17

あっちゃーーんひろちゃーーん!!

わーーーい!!

あっちゃんだーーー、ひろちゃんだーーーッ!!

もう、見つけた途端にダッシュです。

なんだ、まだ元気あるんじゃん私。

150809_18キャーーーーッ!ワーーーッ!!

両腕を広げ、テッテケテーーーーッ。

後で聞いた話ですが。

もおすけが駆け降りてくる間、お兄ちゃんのあっちゃんは、

あ:「走るな、走るな!」

って、ずっと小声で言っていたそうです。

さすがお兄ちゃんね。

ありがとうでももおすけだいじょうぶ。

幸せだといつも以上に馬力出るから。

そんな問題じゃなくとも、そんなこんなのダッシュで到着。

150809_19

なんでなんで?唐松じゃなかったの??

もうもうもうもう嬉しくって。

再びハイタッチ!

で、無事に山の上での再会を喜ぶ。

皆さん。

もう、もおすけの一人で歩いてーご飯食べてーー寝てーーー、

起きてーーーまた歩いてーーーの縦走記にいい加減飽きてたでしょ?

でも、もおすけは楽しかったんです。

一人の時間も、ハプニングさえも。

でも、あっちゃんひろちゃんに会えたら、誰かと一緒って
こんなに幸せで楽しいんだ!って、改めて深く感じましたよ。

もうね、一言で表現するなら夏祭りです。

お祭り。

フェステボー!

ですよ。

皆さん、これからはフェステボーな山行記録となりますので乞うご期待。


あまりの嬉しさに、約束の「やることまず先にやる。」は、

この日ばかりはお預けです。

テントも広げず、まずは乾杯。

もおすけはジュースで、兄弟はもちろんビアで。

かんぱーーい!

嗚呼、なんて楽しいんでしょう。

これまでの山行での事件?を、あのねあのね・・・と
小学生の子供のように二人に報告。

2人の横浜出発からの話や、今日暑かったねー、から、
いつもの飲み予定から(この2人、驚くほど飲みます)イロイロイロイロ。

って、ハイテンションで話していたら、横にいた女性、

A:「あの・・・ブログ書いてらっしゃいますよね。」

も:「あ、はい。」

A:「やっぱり。もおすけさんですか?」

と、テーブルの上にはもんきち先生。
そして素で喋りまくって、また頭とかボサッてたかも。

なんとお隣の女性は、ブログ読者さんでした。

私達の話が聞こえ、そしてもんきち先生で もおすけとわかったようで。

一緒に写真を撮って頂き、嬉しかったです。
有難う御座いました。

この後、テントをなんとか設営して、暑さのあまり
兄弟のテントにムギュッとお邪魔したり。

もおすけもジュースお替わりしたり、おつまみ買ったり。

2人の犯罪的ないい香りのする、ご馳走に釣られながら
もおすけもお肉にしなくちゃ!と、牛とじ丼。

ご馳走にしなくっちゃ!と、ねばサラダ。

あとお赤飯に、担々スープも。

でもテンション上がり過ぎて、水の分量間違えました。

写真なんて超適当。ご覧の通りです。

150809_20

若干水っぽい牛とじ丼。でもうまし!

もうねぇ。

嬉しいんですよ。

今書いてても嬉しくなってきて、今あっちゃんひろちゃんに電話したくなるくらい。
(なんて はた迷惑。)

あのねあのね、もおすけ今日は一人じゃないんだよ!
あっちゃんひろちゃんと一緒なんだよ!!

これが、どれだけ嬉しかったことか。

テント場から遠見山にこだまするほど大声で、
叫んで自慢したくなりましたよ(本気で はた迷惑)。

今日までのソロも、十分楽しかったんです。

静かな時間も、自分で全てジャッジをして歩き通してきた道も。

夜の読書の時間も、小屋で会えた方々との時間も。

でも、山で友達に会え、一緒に歩ける。

この幸せは、恋人や家族とは また違った幸福があると思います。

山の同志。

二年前、偶然出会えたこの二人の同志に、また山の上で再会できた喜び。

言葉にならない幸福感。

少しづつ、夕暮れ色に染まる五竜山荘とテント群。

150809_22

誰もが幸せそうな五竜山荘。

綺麗な夕日以上に感動した一日でした。


150809_21

夏夕日。

あっちゃんひろちゃん、ほんとにありがとね。

もおすけは、本当に幸せ者です。


■ここからはひろちゃんブログと、ステレオ放送でお送りします!
(更新頻度はズレますが。)

お楽しみに~。

ビール大好きHROちゃんブログ

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