本日は、都合により大縦走の更新をお休みして別の話題を。
あ、もおすけ、都合とか言っちゃって、単なるおさぼりでしょ?
とか思ったアナタ。
ふふふ、まだちょっと甘いわね。(当たっていてもココは否定)
じゃあ、本日のタイトル通り、出版社から連絡来たから自慢話したいんでしょ?
と思ったアナタ。
残念ながらそれはハズレです。
縦走記は長いから疲れるけど、単に他に書くネタが無いからです(オイ)。
いえね。
何でも「もおすけブログの中の写真を一枚使いたい」って、
承諾の問い合わせを頂いただけですわ。
あら、それは「ツェルトもおすけ」かしら?
それとも、天使の笑顔の数々の写真かしら。
それともキュートなもんきち先生のショット?
などと思う間もなく、単なる人物(&先生)じゃないショットが一枚、でした。
勿論、「御社のお仕事に役立つのなら」とお返事しました。
こんな小さなブログまで探して辿り着くなんて、
お仕事の人は大変だなぁ、と心底思いました。
でも、これ以上また調子乗って、アホボケを書いていたら
マスコミよりも恐ろしい家族から総ツッコミが飛んで来るのでこの辺で。
本日は、2015年大縦走の食事について。
山ごはん、食事のレシピ、そもそも食事って何してるの?
山ほど聞かれるこの質問に、お答えしていきましょう。
大縦走の山ごはんメニュー・朝食編
大型ザックで一人で歩いていると。
山頂、小屋前での休憩、スレ違いなど、ふと疑問に思った皆さんは、
こぞって怪しい登山スタイルのもおすけに、質問を投げかけてきます。
重そうな荷物ねぇ、それ、何泊くらい?
え?11泊?どこまで?
え、じゃあスタートは何処なの?
ええ?上高地ー?
それってどんなコースでここまで?
え?もしかしてアナタ一人?
女性で一人で縦走してるの?
で、その荷物何キロなの?(最初の質問を思い出してここに戻る)
もうこの質問が、ほぼほぼ上記の順でしかも100%の割合で質問攻めに。
もう、会話の流れが三日目くらいでわかるようになってきたので、
そこからは「あ、白馬方面まで・・・」と予定ゴール地点を濁してました。
皆があまりにびっくりするから、逆に恥ずかしくなってきて。
で、これらの質問をされた後に100%聞かれるのが、
「食事ってどうしてるの?」
でした。
これ、面白いことに本当に100%なんです。
誰も縦走コースやザックの重さ、予定プランを聞いた後に、
着替えの枚数やガス缶の数なんて聞いてこないんですよ。
100%。
100%絶対の順で、次に食事のことを聞かれます。
なのでもおすけは、用意していた答えを告げます。
も:「こんな大縦走だからこそ、ドライフードですよ。」
ええ。
だって、必要装備と食材・水だけで22kgですもの。
これ以上に贅沢生食材や缶詰などは、持てませんって20代じゃあるまいし。
だからこそのドライフードです。
でも、もおすけは感じました。
素朴な疑問(上記の質問事項)の次に来るのが、100%食事ってことは、
食べることってやっぱり人間の生きていく本質・三大欲なんだなぁ、って。
食べないと生きていけない。
山では強く感じるこの事に、皆さん自然と興味が湧くのでしょう。
山でも下界でも、とことん聞かれるこの質問に本日はじっくりと解説していきます!
まずは食材。
これは以前の記事にも書きましたが、朝の食事はこちらになります。
ご飯は全てお赤飯です。迷いなく。
理由は二つ。
・爆死の最たる原因となる、アルファ米臭さが一番少ない(これが一番の理由)。
・餅米なので、腹持ちがいい。
以上。
長期縦走の時は、添付の塩は自宅でお留守番。
以前はごま塩だったのに、今は塩だけになってしまって残念です。
朝食にはお味噌汁。
それ以外のスープも持参しますが、朝はやっぱりお味噌汁が胃に沁みます。
軽量・コンパクト化を図り、6袋は永谷園の顆粒のあさげと
フリーズドライの豚汁が一つ。
なめこの赤だしと悩みましたが。
もおすけは、大好きなナスのお味噌汁にしましたが、
フリーズドライ味噌汁が、5食入りで350円前後。
好きな味を2~3個持って行っても、結局は毎日それを食べたくて
他の日を我慢している自分がいるので、ならば毎日大好きな具にしよう!
と、5食入りにしましたが、全く飽きることはありませんでした。
日本人のソウルフード・お味噌汁ですからね。
ここにあおさのりをプラスしていましたが、これが大正解!
風味も良くミネラルも豊富だし、一袋全部持って行けばよかった、と後悔した程です。
ちょっと小袋に減らして持参したけど後悔したわ。
そして、ふりかけ。
これは山には必須アイテムです。
事前に試食し、美味しかった ちりめん&カリカリ小梅と鮭を採用。
明太子は少し塩辛かったので、今回は不採用。
実際に山に持って行くと、気温によって欲しい味がかなり変わることを実感しました。
雨続きで肌寒かった南アルプスでは、明太子や鮭が美味しく感じられ、
暑く夏らしい今回の縦走では、酸味のある梅味がすごく美味しく感じられました。
この辺りは、気温と相談しながら決めると良いと思います。
他に、もおすけお手製干し梅や塩昆布で味の変化をつけたり、
食べきれなかったご飯にはこれらを混ぜて、お昼の行動食にします。
梅干しを入れると、腐りにくくなるので山行中も安心ですし、
クエン酸が疲労回復の手助けもしてくれるので、夏山に一押しのアイテムです。
で!
飽きてきた朝食にご褒美的存在なのが、丼もの。
毎日だと嵩張るので、定番の朝食に飽きた時・食欲が無い時に
丼シリーズを登場させます。
もおすけ的には、牛とじ丼と茄子の麻婆丼がお薦めです。
親子丼は、もうちょっと甘くて薄い味付けが好みなので。
これらは、朝食用に1~2個用意。
食事を準備するポイント
外装は開封して酸化すると味の劣化が激しい品は、私は開封しません。
劣化が激しい物=油分の多い食材です。
ex→ 丼シリーズ、豚汁など。
炭水化物は全てジップロックに入れますが、その際もストローや口で吸って
できるだけ空気を抜いて閉じるのがコツ。
でも静かに吸わないと、尖ったドライフードやアルファ米が喉まで入り込み、
むせて一人大惨事となりますのでお気をつけを。
アニメのようなオチになっても、誰も見ていないとわびしいです。
そして一番肝心なのが。
イメージング。
途中で飽きたら地獄です。
飽きても毎日、それを食べ続けなければいけませんから。
だから山の上で、今回の気温や場所なら何が食べたくなるかを想像する。
大袈裟のようですが、先の自分をイメージして選んでいきます。
あれもこれも食べたくなるかも・・・・と持って行くと、相当の重さになってしまう。
飽きて小屋食にすれば、荷物は減らない。
何より自分の装備のセレクトに、失敗はしたくない。
4~5日なら飽きませんが、12日間は結構シビアです。
12日間も続く単調な食事だからこそ、真剣なのです。
干す日も天気予報見て真剣に選びます(カビるから)
因みにもおすけが今回縦走で使っているのは、こちらのクッカーです。
買った当時は発売されていなかったのですが、
焼き物をしない方なら、蓋がカップになるこちらがお薦めです!
個人的には、レギュラー缶(250g)が入るMサイズの方が、
パッキングもしやすいし良いかなー。
(たくさん食べるから、も理由の一つだが。)
結果
・今回の選択に失敗はありませんでした。
・改善点・・・あおさのりは一袋全て。 塩昆部長も一袋全て。
そして、朝食後の一杯のコーヒー。
眠気を覚まして、これからまた長い一日をスタートさせるために
自分を鼓舞するための静かな儀式でもあります。
まだ夜明け前のテントの中で飲む、一杯のコーヒー。
出発前のあの時間が、たまらなく恋しく感じるこの頃です。
<続きは夕食編です>
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コメント
初めまして(((o(*゚▽゚*)o)))
ずっとblogを主人と読んでたんですが、
コメントの仕方がわからず、やっと今日登録をすればできるのでは気付き。。。なんて遅い(^^;;
もおすけさんのblogは、山を実際の女性で縦走されてるんで、すっごく勉強になって、大好きなんです。
いつもいつも楽しく読ませて頂いてます。
これからコメントできるかと思うとワクワク(*^^*)
bp-kakaさんへ
ずっとブログを読んで下さっていたとは。
嬉しい限りです、ありがとうございます。
皆さんとのクライミングも楽しそうですね。
これからも山や岩でお会いしそう・・・
その時を楽しみにしております。
これからもよろしくお願い致します。