そういえば。荒川岳周辺に設置されている、シカの防護柵。
入る時は、『お邪魔しまーす。』って言って扉を開けたと書きましたが、
出る時もきちんと『お邪魔しましたー。』って言って出て来ましたよ。
もちろんだーれも居ませんでしたけどね周囲には、のもおすけです、皆様こんばんにゃ。
再度言っときますけど。
地味ですよ?
今回の大縦走に華はないですよ?
今思えば、北アルプスの大縦走は最高に楽しかった。
ソロだからこその出会いも沢山あったし、一人で歩く楽しさや静かさも満喫できた。
駄菓子菓子。
だがしかし。
ミナミはあまりにも毎日寂しすぎる空模様だし、加えて本当に人がいない。
ひとっ子一人いない、っていう表現がぴったり過ぎるほど人けがなかった。
寂しい。
もおすけ寂しい。
だって皆さん、ダークな空の下 ずっと毎日一人で樹林帯を歩いて御覧なさい。
軽く鬱になれますよ。
その位寂しい。
ずーーーっと 一人で歩いている時間に。
すごくいろんなことを考えたりしたけれど。
すっかり全部、忘れちゃいました。
おぉぅ。
でも忘れちゃうってことは、その程度だってコトね。
唯一覚えていることは。
も:『一人で登山ってやっぱり寂しくてイヤだわ。
でもそうなのよね、これが私の登山の原点だったりするんだから仕方ないわよね。』
などと、半ば開き直って歩いていたこと。
そういえば言われてたなぁ、さぶちゃんに。
さ:『ミナミやるとさぁ、山リョクつくよ。でも女子力落ちるだろうけどね。』
って。
そう。
ソロをすると山リョクつきます。
でも、女子力は下がります。
どっちも上げたい所だけど、難しいのが女子の課題。
そんな南アルプス大縦走。
台風ど真ん中を荒川小屋で過ごしたもおすけの6日目の報告です。
【もおすけ日記】2014南アルプス大縦走13・台風の荒川小屋
2014 8月10日 6日目
昨日の夜は、まだ強風程度。
ニュースが下界の被害を報告していたけれど、ここはまだそこまでではなかった。
強いて言えば、トイレに行くタイミングを見計らう位。
そう、ココ南アルプスの山小屋は、トイレが離れになっている場合が多い。
小屋泊でもテント泊でも、トイレは同じ離れを使う。
これって、スタッフさんは毎日の事だから大変だろうなー、とか思ってしまった。
ついでに言うと、ミナミは乾燥室もない小屋が殆どだ。
それだけ今までは登山者が少なかったのだろう。
大抵玄関(受け付け)のストーブ周りで乾燥させる。
北アルプスの一つの部屋全てが乾燥室ってすごいことだったんだ、とミナミに来て改めて思った。
大縦走の時、基本私は全ての食事を携帯する。
プラス予備食は、棒ラーメン(二食分)とアメちゃん類。
小屋食を摂るつもりでいても、いつどんな都合で食べられなくなるかわからないので
必ず日程分+2食は担いで山に入る。
この日も朝食は自炊。
いつものアルファ米&ふりかけ、干し野菜入りお味噌汁。
食事を済ませ、気合い入れてトイレに行って、後は自由時間。
至福。
イヤもうこれって至福。
体もアキレス腱も休められる。
だから、この日はずっと本を読んでいました。
前回は、我が家にある一番重たい本を持って行って後悔したので。
今回はこれです ↓
シマちゃんがくれた本。
小説なんて読むの何年ぶりだろう。
普段は趣味の実用書とか山雑誌ばかりだったので、もの凄く新鮮でした。
本読んで、眠くなったらお昼寝して。
起きて抹茶カフェ・オ・レ飲んで、また読んで。
外の天気とは裏腹な、縦走で初めての“ 静 ”の時間。
午後になると時折もの凄い風が吹いてきて。
風というよりは、『真横でジェット機が飛んでるかのような爆音』がして
風が束になって移動している感じです。
あんまり経験ないでしょ?
でもホントそんな感じで吹いて(と言うより風が動いて)いるのです。
風が木々を揺らしてたけれど、稜線からかなり下がったここは風の影響自体は
まだ少ない方なのだろう。
で、こんな日だから、誰も来ないと思っていたら。
夕刻にソロで4人到着してきたから、びっくりでした。
個人的には、台風時は夏山なら山小屋などの安全な場所
(稜線上・沢・川付近でない土砂崩れのなさそうな場所)で停滞していれば、
問題は少ないと思います。
そんな感じで始めから決めていた停滞日。
一日読書&地図を見て明日以降の予習をしてました。
この日は、小屋食の誘惑に負けそうになったけれど、
やっぱり少しでも軽くさせたいから夕食は自炊に。
干し野菜&ズッキーニ入りたらこパスタ&お味噌汁。
干し野菜はインスタント食を遥かに美味しくさせてくれる魔法の食材。
シマちゃん情報によると、今日中には能登半島沖合に抜ける見通し。
よほどの強風でない限り、行程も短めなので雨なら百間洞まで進みます。
早めに寝た夜でした。
<続く>
【もおすけの山ごはん】
山行前に用意したこれ ↓
この干し梅が、実にいい仕事してくれました。
この干し梅は、暑くてバテた時に・・・と思って作ったけれど、実際はこんな天気で大して暑くなく。
逆に雨で濡れてしまい。
干し梅は、もおすけに何の許可もなく
自分で勝手に変身して、フツーの梅干しに姿を戻してました。
なのでアルファ米の中に入れて携帯したら、梅干おにぎりになってこれが最高に美味で。
梅干の干し梅(ややこしいは、変幻自在(勝手に)で大活躍。
夏の縦走にはお薦めです。
次回の縦走には、自分では作りにくい(一気に乾燥しないとカビる&腐る)こういう食材を
ここで調達したい↓
いやー。
どれも調理欲がそそられますな。
もおすけイチオシの安全・国産干し野菜屋さん
これ書いてて思った。
今は干し野菜じゃなくて、アレを作らねば・・・。
あの大量のりんごの・・・
もおすけでした!
コメント
リンゴジャム!!!!
風邪引いたなり・・・踏んだり蹴ったりなり