2月があんまり登れずに、消化不良だったもんだから。
3月は休みを全部山にしようと計画したのは、信州に移住して初めての夏以来。
ええ、そりゃもう疲れますよ。
だって、休日が全部山ですから、本当の意味での休日はありません。
そして今月の山は。
冬山の初のヴァリエーションルートが二つと、残るひとつは日本一の急登&修験道の山。
それをイデぞうに伝えたら、
イ:『・・・それはもう、オンナじゃないですね。』
ですって。
皆さんひどいと思いませんか?
そんなご立腹のもおすけでございます。皆様おひさ&こんばんにゃ。
山に行った夕刻に帰ってきては、洗濯&道具を乾かし。
山に行く前日には行動食を買い込み。
当日は朝早くから出発。
この繰り返し。
嗚呼忙しい。
そして疲れた。
でも、なんと今月末までセールで営業時間は延長だし、ワニお(てんちょ)は何を思ったか
ナイトセールなんて23時まで営業することを思いついちゃったし。
疲れますよ。
でも、登らないと。
泳がないと死んじゃうマグロのように、登りまくるもおすけ。
唯一にして最大のストレス発散&パワーチャージですからね。
そんなわけで4ヶ月遅れの更新まで追いついた(それでも遅い)もおすけ日記。
本日は11月の登り報告から始まります。
【おさるのもおすけ日記】クライミング講習
2013年 11月13日 最高に寒い日
この日は山と言うより『登る練習』の日。
うちのお店のクライミング講習に『参加する?』と言って下さったので『ハイッ!!』と
二つ返事で即答。休暇をもらっての参加。
そこに大阪から、再びこうちゃんが登場。
夜行バスで到着した所を迎に行くが。
寒い。
なにこの寒さ。
明らかに昨日までの寒さと違う、この冬一番の寒さだった。
それを証明するかのように、松本の街に白い雪が朝からちらついていた。
も:『ここで雪がちらつくなら、大町から帰って来る時は道が白いかも・・・。』
ってことで、朝食後、こうちゃんに手伝ってもらって予想外の早い時期にタイヤをスタッドレスに交換。
というか、殆ど彼にやってもらった。
・・・イヤー、人にしてもらうってシアワセ。
あの重たいタイヤを二階のベランダから4つ運んで、ジャッキで車を上げてタイヤ交換。
女子の皆さん、やったことありますか?
もおすけはいつも自分でしています。
でも、今年は春にさぶちゃんが、冬にはこうちゃんにして頂いたので
何だかとっても女子な気分です。
その分、通勤途中でパンクして『チッ、パンクしちゃったよー、この急いでる時に。』と
五分で予備タイヤを引っ張り出して、自分でタイヤ交換するという、
やっぱり自分の事は自分でしないといけないのね、と言う神様からの啓示も頂きましたけどね。
閑話休題。
慌ててタイヤ交換を済ませ、いざ大町の人工壁に向かいます。
—–
まずは簡単な所から。
こうちゃんが登ります。
もおすけ、ビレイ。
ビレイしてても寒かったです。
見事登り切りましたー。
お次はもおすけの番。
それにしても。
初心者の人にビレイを頼むのって勇気がいります。
だって、間違えたら即・落下だから、言葉通り命を預けることになりますからね。
そして今更ながら思う。
おやびん、始めたばかりの頃、こんな頼りない私にビレイをさせてくれて本当にありがとう。
そんなロープ自体初めて握るというこうちゃんに命を預け、もおすけ、登る登る。
えいや!っと、腕を伸ばして。
手足が短いとほんと損よねー。
外側の簡単な垂壁から、屋根のついた壁に移動。
もおすけ、おさるの様に登ります。
ふぎゃー、疲れたー、落ちるー、など騒々しくもなんとかクリア。
お次はこうちゃん。
がむばります。
こうちゃんの登りを初めて見たキタさん、
キ:『・・・彼、クライミング初めて?』
も:『ハイ、多分。ボルダリングもしたことないって言ってたような。』
キ:『それにしては、足の置き方とか上手だね。彼、練習したら上手くなるよ。』
ほー、へー、もおすけなんてそんなこと言ってもらったことないのに。
でも確かにこうちゃん、足の置き方とか丁寧で上手だった。
駄菓子菓子。
世の中そんなに甘くない。
甘くあってたまるもんですか(明らかに才能に嫉妬)。
朝からタイヤ8本分を2Fベランダから駐車場まで往復し、タイヤ交換をしてくれた彼の腕は
核心部に辿り着いたが、既にパンプしていてこれ以上登れない。
あれこれ試行錯誤するも、一向に超えられない。
すると何を思ったか、こうちゃん。
ホールドにかかとを乗せてきた。
おお?ヒールフックとは!
お、いくのか?それで。
そんな上級テク、通用するはずもない。
キ:『・・・彼、完全に腕が終わってるよね。』
ニヤリとキタさん。
も:『ええ。』
ニヤリともおすけ。
結局、こうちゃんはこのルートを登りきることが出来ず、タイヤ交換をしてもらったアタシは
元気にこのルートを制覇しました(悪魔なアタシ)。
帰りには、大町の山も粉砂糖をかけたように淡く白く雪化粧され、帰宅後はこうちゃん、
隠れた信州名物のラム肉のソテーや松茸のお吸い物や、青唐辛子味噌の辛さに悶絶しながらも
信州の味を堪能し、二人で寒い寒いとストーブに火を入れて丸くなってこの日の夜は温まったのでした。
—–
クライミング。
このジャンル、どうしても大好きにはなれないのだが、アルパインクライミングには必須項目。
OLさんのお稽古事のように、一緒にジムに通ってくれる人がいてくれたら
もう少しマメに通うんだけどなぁ。
なかなか足が遠のいていて通っていないクライミングジム。
誰か一緒に行きませんか?
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