動かない11月は。
スズメバチしてから野沢菜やって。
信州人のまだまだ続く保存食作り。
皆様こんばんにゃ。
師匠以上に走り回っている、おさるのもおすけでございます。
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今年の筆頭は、一番の恐怖・スズメバチ。
皆さんおひさ。
相変わらずおっかない顔してますねー、コヤツは。
そして野沢菜。
こちらは現在、いい感じに漬かってきました。
どうよ、と言わんばかりの野沢菜先生。
で、今回はというと、またハチです。
野沢菜の少し前ですが、再び頂きました。
やるでしょ?アタシも(何をだ)。
まーーー、これだけはやらないとわからないです。
あの大変さは。
夜を徹する作業ですから。
では、早速報告参りましょう。
本日は蜂の子と格闘・再び編でございます。
高級食材を手に入れたの巻
マーーーー大変なんですよ。
あの風呂桶を凌駕する野沢菜さんよりも大変です。
だって奴らってば、隙あらば動き出しますからね。
まったくもって油断できません。
前回はスズメバチ。
今回は地蜂。
あの凶暴さと恐ろしさはないものの、小さくて数が多いから
巣から取り出していくのがめっちゃ大変!なのです。
仕事終わってから持ち帰るので、それから作業。
だってほっといたら、どんどん巣から這い出て動きだしちゃうもの。
ギョギョーーーーッ(さかなクン風)。
そんなの耐えられないわって事で、しんどくても夜から作業開始。
頑張ります。
まずはそーーーっと箱を開ける。
そして取り出す。
今年は2段。
少しでいいです、とお願いしていたので小さめです。
それでも結構入ってらっしゃいます、地蜂さんが。
黒いのコワーーー。
白い繭のような綿帽子を、ピンセットでむしりとって、中の地蜂を幼虫の黄色いのと
成虫に近い黒いのと、それぞれ器に分けて入れます。
問題は、黒い成虫に近いヤツ達。
ヘタすると動き出してコワコワな風景となり、もおすけ絶叫となってしまうので
いつもはフタ付き鍋に入れていたのですが、今年から透明な深いフタ付き容器に
入れることにしました。
こうすれば、
這い上がってきて蓋を開けた途端に脱出→もおすけ絶叫
を防げますからね。
そしてこの、ピンセットで一匹一匹巣から引き抜いていくのが大変。
もおすけがヘッドハンターなら、すぐに優秀な人材(蜂材)を引き抜けるのに。
時間がかかる事この上なし。
とにかく地味ーな作業です。
終始無言。
このもおすけが。
そして2段め。
こっちの方がでっかいぞ。
どどーんと蜂の子。
黄色い蜂の子さんは、見た目の優しさに比例して大人しく味もまろやか。
クリーミーなんですよ、本当に。
でも、皮を破っておっかないのはこちら。
中学生の不良みたい。
何こっち見てんだよ!
つまみ出すとねー、手足とか触覚とかガシガシと動かし出すんですよ。
嗚呼思い出しただけで、さかなクン(ギョギョー)やわ。
と、すべて取り出すのに数時間。
それから、それぞれ別々にフライパンで炒めます。
クリーミーの子は、本当に甘くて美味しい。
でも、もっと美味しいのは、実はとがった彼らなのです。
パリパリの川海老の唐揚げみたい。
臭みもないし、泥臭さなんてゼロ。
軽く塩を降って召し上がれ。
ハチに合わせてお猪口盛り。
ハチはロイヤルゼリーとかプロポリスとか蜜蝋とか、どれも高級品。
その成分の素晴らしさは、もおすけも大実感。
だから毎年、かなりしんどいど頑張っちゃうのよねー。
一日にあんまり食べると吹き出物が出るほど、高栄養価な蜂の子。
ウマイウマイ、と制覇した喜びと美味しさで食べ過ぎて
後日、この歳で口元に吹き出物を作ってしまったのは内緒の話。
どんなものなの?とお思いになるアナタ。
試しに食べてみては如何ですか。
病みつきですよ。
もおすけは甘露煮よりも塩味の方が大好き。
休日だったら来年も取りたいなぁ。
びっくりするくらい滋養にあふれた高級食品なのでございます。
最後だけ高級風にまとめてみました。
皆様も美味しいから是非どうぞ。
次回は何ネタ?お楽しみに!
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