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58才の誕生日の奇跡

またしても。
ご無沙汰しておりました。おさるのもおすけです、皆様こんばんは。

本日、ワタクシ58才になったのですが。
なんだかめちゃくちゃ綺麗であったかい夢で目が覚めて、朝イチの同級生からのLINEやSNSでのお祝いメッセージを頂き、ルンルンで仕事場へ。

一人で開店準備をしていたら、珍しく朝に母から電話が。
母は現在、認知症である。私の誕生日は愚か、今日が何日かすらわかっていない。

母:『あのなぁ、通帳に定期預金って入ってる?』

も:『入ってるよ。〇〇銀行に。』

母:『そうか。その通帳あるかな。』

も:『お母さんが持ってるよ。』

母:『そか。』

も:『お母さん、今日は何月何日か、わかる?』

母:『4日やろ?』

も:『違うよ今日は5日。日めくりカレンダーめくってないね。5日はなんの日?』

母:『10月5日?・・・ぇえ?・・・ああ!そうや笑。アンタの誕生日や。もう最近、子供も、お父さんも、お母ちゃんの誕生日も忘れてもうて。。。』

母は笑っている。

も:『そう!当たり。で、なんて言うの?』

母:『もう祝う年でもないやろ。』

なぜか照れて、笑って言わない母。

も:『いいから言ってよ。』

母:『おめでとう・笑。これからも体に気ぃ付けてな。』

も:『ありがとう!お母さんも体に気をつけてね。』

電話を切った後、嗚呼やっぱり、と思った。

母としての野生の勘が鋭すぎる、もおすけ母

以前、ユキエちゃんと山を登っていた時のこと。いつものように携帯が鳴る。

も:『ちょっとごめん、母からやわ。“お母さん、どしたん?”』

野暮用のやり取りをして、電話を切る。

ユ:『お母さん、毎日電話掛けてくるの?』

も:『まさか。月に1~2回だよ。』

ユ:『そうなの?でも山にいる時、いつも掛かってきてるよね。』

ホントだ。
母は、私の休みの曜日も山に登っている事も把握していない。なのに、いつも山に登っている時に限って電話をかけてくるのだ。あまりにも山に登ってる時に毎回電話がかかってくるから、ユキエちゃんは毎日掛けてきてるのかと思ったそう。

そう言われて、始めて気がついた。
母は、私が山を始めた頃から、山の中にいる時に限って電話をしてくるのだ。

そして、すぐに気がついた。
これって、母親としての『野生の勘』なのだと思う。

娘が危ない所=山に登っている時、母親としてのセンサーが働いて『大丈夫かな。』と気になって電話して来ていたのだと思う。

その的中率たるや。

普段、携帯電話なんて殆ど鳴らないのに、山では鳴るので『ああ、お母さんだ。』と予測が付くほどだった。

そして今日。

母は、もう覚えていないが私の誕生日だ。
本人は無自覚だが、母のいつもの野生の勘で『あの子に電話せな。』と無意識に掛けてきてくれたのだと直感した。

私58才で、

86才の母で、

今でも電話で、

母の声で、

『おめでとう。』と言ってもらえる幸せ。

正直、涙が出そうになるくらい嬉しかった。
こんなありがたい時間が、来年も再来年もずっと続いて欲しい。
心からそう思った。

お母さん、もおすけを産んでくれてありがとう。

山を始めて、誕生日山行をしていた頃。
山頂からいつも母に電話して、この言葉を私から伝えていた。

でも今年は、最高の誕生日のお祝いを貴女から貰ったから、この一年を最高にhappyな時間にしていくよ。

だから先日の『アタシの座布団を全部返してちょうだい!』と切れまくって、座布団泥棒呼ばわりしたのも、サラッと水に流すよもおすけは。

だからこれからも、ずっと元気でいて下さい。

お母さん、もおすけを産んでくれて本当にありがとう。

今日は最高の誕生日でした。

58歳の誕生日に百名山の日光白根山の山頂岩場で青空の下ポーズを決めるもおすけ、赤いハットと登山ウェアで笑顔の秋山登山
今年ももおすけをよろしくね。

もおすけでした。

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