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一人でテン泊大縦走9泊10日・20 双六~槍ヶ岳へ

ただいまお店は、大セール中で大忙し。

そんな中、お休みを頂いていたチエぞうは、いろんな山を登りに行ってフル充電。

麓の温泉にも入ってきたとかで、お昼休みはその話題に。

チ:『新潟にさー、すごい鉄分の温泉があってよかったよ。』

も:『いいって言うのは、肌?胃腸に?』

チ:『肌。あ、でももおすけなら飲んでもいいんじゃない?更にパワーアップで。』

と、これを聞きながら愛妻弁当を食べていたイデぞう。

イ:『やめて下さい、そんな事したら僕 死んじゃいます。』

も:『なんでよ、何がよ。』

イ:『もおすけがそんなの飲んだら、超合金になっちゃう。』

超合金て。

アタシはガンダムか。

チエぞうは横で大爆笑。

勿論、イデぞうもしたり顔で爆笑。

そしてこの話を、仕事に戻ってレジ前にいたフクちゃんに話す。

も:『超合金て、ひどいと思いません?』

優しいフクちゃんからならフォローの台詞を頂けるかと思いきや、これまた大爆笑。

フ:『イデくん、うまいこと言うなぁ。』

ですって。

ひどいと思いません?

今や私は機動戦士まで進化致しました。

皆様こんばんにゃ、ガンダムもおすけです。

最近のワタクシのいじられっぷりと来たら、半端じゃありません。

特にイデぞう。

キュートな奥様・マリちゃんとの新婚生活は幸せそのもの→ボケツッコミの切れもよくなり→

最近は私はマケマケ、です。

くそぅ。

今にみていろ。

いつかコテンパンにやっつけてやる。

腕とかミサイルになって飛ばしてやるーーー!

と、言われ負けして大層悔しい超合金もおすけの、大縦走録・双六からの出発です。

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一人でテン泊大縦走9泊10日・20 双六~槍ヶ岳へ

2013年 8月10日 曇りのち晴れ

いつも通りAM4:00に起床。

でも、これまでのテント場と違って、早朝に起きている人が確実に少ない。

長期縦走組は少ないのかな。

そんなことを思いながら、朝食を摂り、テント撤収。

出発前にアキコさん&めぐちゃんにひと目会えたら・・・と思っていたら

ちょうど小屋から出てきてくれたので、出発前にご挨拶を。

そしてAM5:30.

槍ヶ岳へ向けて出発です。

—–

双六の急登を歩き始めると、さっきまでそこにあった小屋はあっという間にジオラマの様になる。

130809_24

ありがとう双六小屋とケイちゃん。

空は少し高曇り。

まあ涼しいからいっか、と歩いているとあっという間に樅沢岳。

雲の隙間からの光線が美しく。

130810_

これからそちらへ伺います(謙虚な気持ち)

とっても綺麗だったので、近くにいた方にシャッターを押して頂く。

130810_1

嬉しいね、こんな天気も。

そしてこのこの樅沢岳を過ぎた所で、槍ヶ岳方面からの男性とすれ違う。

・・・・

って、あれ?

振り返って声を掛けたら、なんと冬山講習で一緒だった とだっちだった。

聞けばこれから剣まで行くと言う。

挨拶をして写真を撮って(勿論彼のカメラで)別れると、相変わらずの健脚で彼はずんずんと進んでいった。

—–

千丈乗越で小休止。

ここからはただ無言の急登のみ。

黙々と歩き続け、あっさりと槍ヶ岳山荘に到着。

そして今度は、ここでガイドのなかじーに会う。

彼とはGWにも横尾ですれ違いざまに会った。

も:『ご縁がありますねー。』

と言ったらなかじー、

な:『いえ、ご縁なんかないです。』

と、彼流の返し。

でも、ホント山の上での偶然の再会は嬉しい。

今回は、本当に驚くほど沢山の方にお会いできました。

荷物をデポして、槍ヶ岳山頂へ。

ここで今回の縦走で、かつてない程の渋滞に遭う。

山の上で渋滞って。

何だか一番避けたいシチュエーションですね。

そして、夏山初の槍ヶ岳頂上!

130810_2イェイ。

混んでいるので、写真を撮ったら早々に降りる。

白馬山荘を降りた初めての秋は、ここが登れるか不安で仕方なかったんだよなぁ、私。

(結局、風邪引いてサトちゃん達とは登れなかった。)

エイコちゃんが『楽勝だよ。』と言うのを聞いて、すごいなぁと心から感心して尊敬してた。

その山を、一人で登って一人で降りる。

三年前よりは、進歩しているのか?私。

130810_3

眼下に槍ヶ岳山荘。

小屋に着けば、どんどんと槍沢から人が上がってくる。

・・・・・。

なんかね、なんか。

自分が沢山のカラフルな山ガールや山オトコさん達のパーティに比べると

異質であることに気付く。

今回、私は早く到着して、ここのテント場に泊まるのを楽しみにしていた。

それがどうだ。

実際には、明らかに違う雰囲気の皆さん達に気圧されて 居心地が悪いではないか。

GWの時のココとは、明らかに違う空気。

今回、五色でもスゴでも薬師でも、自分が違和感を感じることはなかった。

でも、ここの空気は居心地が悪い。

寛げないのだ。

この時、AM10:30.

明日は天候が安定していれば大キレット越えだ。

それなら去年行った南岳小屋まで行ってしまおう。

そう思ってそそくさと支度して、あっという間に槍ヶ岳を後にした。

—–

槍ヶ岳山荘から南岳小屋への道になると、登山者の数は一気に減る。

再び静かな稜線となった。

ホッ。

この方が歩きやすい。

この方が楽しい。

この方が寛げる。

いつのまにやら、静かな山がすっかり好きになっている自分がいた。

途中、雪渓の融水をプラティパス一杯に補充して、再び歩く。

去年は、寝坊して初めてのガス欠で暑さでやられて

フラフラでここに着いたんだっけー。

そう思いながら緩やかな稜線上の南岳山頂に辿り着く。

今年も少しガスっているけど、元気だから◎

雲の切れ間を狙ってパチリ。

130810_5

やったー、今年は元気に山頂だーーー!

水を補給したので、おそらくまだ17~19kgはあるだろうが、もう荷物を重いとすら感じない。

軽い足取りで小屋に到着。

ここでは今度、本店のⅠさんとばったり会う。

彼女は槍~南岳で、明日はキレット越えせずに降りるという。

・・・それにしても、よく知人と会うなぁ。

ザックを置いて、テントの受付。

ここの小屋のカウンターには、お菓子やらジュースやらが置いてある。

因みにうまい棒は一本30円で売っていた。

そして透明なケースに入っている、手作りドーナッツ。

そう、ワタクシドーナッツが大大大好き。

甘い行動食はまだ持っていたのですが、ニコニコ顔で買ってしまう。

・・・明日に向け、軽量化しなくてはいけないのに。

小さなドーナッツをシアワセな気持ち一杯で両手に握ってテントに戻る(つまり二つ)。

珈琲を入れて、お茶タイム。

至福。

やっぱりこっちに来てよかった。

少し横になってのんびりしてから、夕食の支度。

もはやアレ(=アルファ米)に、手を付ける気にはなれない。

今夜の夕食はこちら↓

130810_6

にんにくと唐辛子とオリーブオイルとくれば。

そう、『本日もパスタ』でございます。

シェラカップで戻した干し野菜に、行動食のナッツ類も刻んでプラス。

そして麺の投入。

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あ、別で茹でてから入れましたよ。

市販のバジルソースもプラスして、粉チーズもかけてオリジナルパスタの出来上がり~♪

ほんと、このパスタは美味しかった。

と言うか、夕飯はパスタ・うどん・ラーメンでいい。

毎日、麺類でもアルファ米よりはずっと飽きない(よね?さぶちん、ウニゾー)。

ハフハフハフ、うまうま とあっという間に完食。

ここは夕方になると飛騨側からガスが上がって冷え込んでくる。

お約束の寒さは、シュラフの中にもぐって解決。

去年より、道がわかっている分だけ緊張感も少ない私。

去年は眠れなかったからなー。

後はザックの大きさだけ。重さだけ。

とにかくザックが岩に先に当たって落ちないように。

自分がおっちょこちょいだって言うことはよくわかっているので(なのになかなか改善できない)

とにかく、うっかり滑落がないように。

自分に何度も言い聞かせて眠りに就いた。

コメント

  1. コムゾウ より:

    はじめまして。
    槍ヶ岳の山頂で、少し元気なく、写真を撮っていたもおすけさんを、傍らで見ていました。
    お声かけしようか迷いましたが、もんきち先生がおられなかったので、これは他人の空似だと言い聞かせ、じ~と観察。
    でも、やはり、あの入念な日焼け対策は、もおすけさんしかいませんよね。下山後に、この縦走記をよんで確信した次第です。

    • moosuke より:

      コムゾウさんへ

      初コメント、ありがとうございます。
      そしてコメント読んですんごいビックリしました!あそこを観察(見られて)されていたとは・・・。
      本当に仰るとおり、書いた通り。
      楽しみにしていた槍ヶ岳なのに、いまいちテンション上がらなかったんですよねー。
      なんか浮いてる・・・私・・・って感じで。
      声を掛けて頂けなかったのは残念ですが、きっとまたどこかお山でお会いできるでしょうね!
      次回を楽しみにしております。

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